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【7,500万ドル調達】インドの健康管理アプリ最大手のHealthifyMeのビジネスモデルとは?

HealthifyMeは、インドのデジタルヘルス&ウェルネスプラットフォームで、人工知能栄養士「Ria」を活用し、カロリートラッキング、マンツーマンの栄養・フィットネスコーチング、ダイエット・ワークアウトプランなどのサービスを提供しています。

Riaは栄養やフィットネスに関する質問に、音声とテキストの両方で答えることができます。現在10以上の言語に対応していて、ユーザーの生活習慣に基づいてパーソナライズされた回答を提供できます。

HealthifyMeの沿革

創業:2012-01-01
Series A Round $7,000,000(7.7億円) 調達
Series B Round $18,000,000(19.7億円) 調達
Series C Round $75,000,000(82億円) 調達
※日本では、ドリームインキュベータが投資

HealthifyMeは世界最大の栄養士のデータベースを持っており、クライアントとのやり取りを行っています。インド人の健康状態をGoogleよりもはるかによく知っているため、個人の健康やフィットネスに関する会話であれば、GoogleアシスタントやSiriよりも優れた仕事をすることができると言われています。

Microsoft Acceleratorによるインキュベーションを受けています。300万人のユーザーと200人以上のコーチを擁し、インド最大のデジタルウェルネスプラットフォームとなっています。その品質の高さから、GoogleはPlayStoreで、AppleはAppStoreで、それぞれ何度も特集を組んでいます。

HealthifyMeのチーム

創業当初は1人の栄養士が40人の顧客を担当していましたた、その後最適化と技術統合により、栄養士や栄養士1人あたりの顧客数を100人にまで増やすことができました。

HealthifyMe社のAIソリューションチームは、IIT、スタンフォード、ジョージア工科大学、IIMなどで関連する学位を取得したデータサイエンティスト、ML、NLPの専門家で構成されており、Google、ZS Associates、McKinsey、Mu Sigmaなどの企業で働いた経験を持っています。彼らは、Google、ZS Associates、McKinsey、Mu Sigmaなどの企業での経験があります。

HealthifyMeのビジネスモデル

HealthifyMeは、フリーミアムモデルで動作します。アプリは無料でダウンロードでき、ユーザーはカロリーを記録したり、個人のフィットネス目標を設定したり、進捗状況を測定したりすることができます。HealthifyMeは、世界最大のインド料理のデータベースを持ち、Fitbit、YuFit、MiBandなどの主要なウェアラブル製品や、独自のフィットネスバンドRISTと同期することができます。

HealthifyMe社は、サブスクリプションサービスの一環として、エリート栄養士やトレーナーとユーザーを結びつけ、ユーザーの進捗状況を確認し、食事や運動のプランを提供し、ユーザーがフィットネスの目標を達成できるようにサポートします。現在のHealthifyMeのサブスクリプションプランは、減量、筋肉増強、糖尿病予防などの対象プログラムに応じたその他の特別パッケージも用意されています。

HealthifyMeのビジョン

HealthifyMeのビジョンは、健康的な生活をすべての人に提供することです。その第一歩として、2017年にはモバイルとクラウドを使って2/3の都市に対応しました。今後はAIを活用して、RiaとJarvisを改良し、インドの自宅で働く資格を持った栄養士を使って、インド以外の国にもサービスを提供できるようにしていきたいと考えているとのことです。
また、トゥシャールは、長期的にはHealthifyMeとRiaのナレッジグラフを活用して、健康、教育、金融などのサービスと統合することを目指しているということです。ユースケースとしては、医療従事者に文脈に応じた情報を提供したり、ヘルスグラフに基づいてより良い医療保険の契約ができるようにしたりすることが考えられます。

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