あまちゃんちゃんちゃん

#なにげない日:自分レシピ、キーパッド打鍵したくてアップ中。#マガジン:妄想で随時アッ…

あまちゃんちゃんちゃん

#なにげない日:自分レシピ、キーパッド打鍵したくてアップ中。#マガジン:妄想で随時アップ(少し破廉恥かも)していきます。ただの(絶賛無職求職中)サラリーマンから物書きに興味が湧いてきました。ご興味ある方、どうぞお立ち寄りください。

マガジン

  • 夢の中の推敲

    夢の中の幻想的な光景を比喩を織り交ぜて描写する、それが今回の文章練習のテーマです。800文字以内で、この夢幻のドラマとして表現してみたいと思ってます。どうぞ、宜しく。

  • 定年µ恋人

    創作活動を通じて、文章力のスキルを磨き、短編集を手がけ表現力を高めたいと思ってます。頑張ります。どうぞ、よろしく。

  • Sagittarius

    現実のような妄想を書き留めます。小さな妄想です。 ただし、これはあくまで短編物書きの練習に過ぎません。どうぞ、宜しく…

最近の記事

5㎝のラインパウダー

秋の澄み切った空の下で、多彩な旗が風になびき、生徒たちの笑顔が運動会を彩っていた。活気に満ちた声援が空に響き、競技に取り組む姿は、まるで生き生きとした絵画のよう。家族や友人が集い、共に過ごすこの日は、絆を深め、記憶に残る貴重な時間を過ごしていた。 奈津が右耳に着けているピアス。まるで夜空に輝く星々のようにきらめいて、その繊細な光が周りの目を惹きつけていた。そして、シンプルながらも、光の魔法で一瞬にして周囲を華やかにする力を持ち、どんな服装にもマッチし、エレガントな雰囲気を加

    • どいつもこいつも

      ※この物語はフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係がありません。  「もう無理!」と絶叫し、聡子は大ジョッキをテーブルにバンと置いた。修正すべき資料が山のようにあり、飲み会でのストレスが最高潮に達していたのだ。 「なんでこんなにうまくいかないの?」と、怒りに震える聡子。 その怒りに同情しつつも、彼女の話に耳を傾けるのは大学時代からの友人たち。 業務の話になると、「これでコピーすれば終わり!」と、資料作成を終えた安堵の表情を浮かべてコピー機へ向かう聡子。そこに

      • #なにげない日:19(京都と映画)

        最近、和歌山から京都への旅行をしました。 以前は毎年夏に京都を訪れるのが恒例でしたが、仕事の忙しさから旅行をする機会が減りました。現在は仕事を探しており、旅行への思いが強まっています。そんな中で、和歌山の高野山と京都を訪れ、心をリフレッシュさせた体験を記録したいと思います。 ここでは、京都旅行の感想に焦点を当てます。和歌山に関しては別の機会に述べたので、割愛します。 正直なところ、何十年もの間、毎年京都を訪れ、神社仏閣を巡るのが習慣になっています。温かなおもてなし、仕事

        • 夕日をなぞる

          たかしの動物病院に届いた一通のFAXは、静かな朝の空気を重くした。たかしはその紙片を手に取り、深い悲しみを込めてファイルに納めた。そして、彼はその内容を実世にメモを通じて伝えることにした。   飼い主にとっても、たかしにとっても、心を痛める内容のFAXだった。こんなメッセージが二度と届かないことを願うばかりだ。   実世が愛情を込めて世話をしていたぷりんちゃんが天に召されたという知らせだったのだ。たかしはその事実を実世に伝えるのをためらったが、最終的には優しく、しかし確かに伝

        5㎝のラインパウダー

        マガジン

        • 夢の中の推敲
          10本
        • 定年µ恋人
          4本
        • Sagittarius
          11本

        記事

          ポスターからの叫び

          奈津はおばあちゃんが大好きで、今日もいつものように家に訪れていた。おばあちゃんは奈津のために特別な手作りケーキを焼いてくれて、二人は楽しくお茶をしながら、温かい時間を過ごしていた。おばあちゃんの家はいつも奈津にとっての安らぎの場所で、そこには愛情たっぷりのお菓子と、心を込めた紅茶があった。 「将来、何かやりたいことや、なりたい職業はある?」とメモを渡され、奈津は心の中で悩んでいた。特にやりたいことやなりたい職業があるわけではなかった。 ハンディキャップが障害になると感じて

          #なにげない日:18(謝り侍)

          8月以降、束縛から解放された日々が始まりました。社会人生活29年を経て、無職の自由を謳歌しています。映画、旅行と遊びに夢中になりすぎて、自分らしさを見失いそうになることも。※自分らしさとはなんぞや? しかし、これからは給料のためではなく、自分のために働くことに意義を見出そうと思います。 仕事自体は得意ではなかったわけではありませんが、なぜか叱られることが多かったです。若さゆえに、周囲の雰囲気を読むのが苦手でした。空気を読むコツって何でしょう?空気は吸うものだと思っていました

          #なにげない日:18(謝り侍)

          続編と再会

          商店街の活気を背に、直人は歩いていた。そこに、懐かしい顔が現れた。月尾 綴だ。高校時代、別のクラスだったが、彼女のことはよく知っている。あの頃はアウトドアスポーツで焼けた肌が印象的だったが、今はOLとしての新しい生活が彼女を変えていた。長い髪、忙しげな足取り。直人は、彼女の変わりように、ほんの少しの羨望を覚えた。 綴も、彼の顔を見た瞬間、記憶の片隅にあったその面影に心が驚きを隠せなかった。 「えっ、上條じゃないの?」彼女は目を丸くして、直人の苗字を驚きの声で呼んだ。「そう

          #なにげない日:17(別れto出会い)

          自分の年齢が、氷河期世代かどうかはさておき、会社生活はまさに人間模様のカレイドスコープだった。様々な部署を渡り歩き、多くを学び、数え切れないほどの連携を経験した。※自画自賛です、悪しからず。 その結果、会社支給の携帯は連絡先で溢れかえっていた。 しかし、個人の携帯はそうではなかった。たった30件がそこに存在する。 私が堅物なのか、それとも単にプライベートを大切にしているからか。 今や、電話帳のなかみは家族、車屋さん、親戚、病院などなど… これらはすべて必要な連絡先のみ。

          #なにげない日:17(別れto出会い)

          顎振り三年

          ※この物語はフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係がありません。 「れなさん、資料をまとめ上げましたよ。メールで送信しますね」いつも通りの聡子の仕事ぶりには驚かされるけれど、ちょっとでも赤字を入れないと、上司からの評価が下がってしまうかもしれないと、れなは心配していた。 れな自身は決して仕事ができないわけではない。彼の信念は、「一押しニ金三男」になることではなく、ただ単に会社での生活を充実させ、努力を続けたいと思っているだけだ。そしてもちろん、彼女に対しては、教

          百日草

          映画館のドアを押し開け、上映開始ギリギリに滑り込む二人。 「ホラー映画ねぇ・・・」と、彼女は笑顔で見上げて言った。その笑顔に、直人は救われるような気持ちを覚えつつも、まだ高校生である彼女を映画に誘ったことへの罪悪感に苛まれた。彼は彼女に対して、幼い頃からの友達のような親しみや守りたいという強い感情を抱いていた。 「知り合いからもらったんだ。映画の内容も知らない、ごめん...」映画を見ることよりも、彼女をデートに誘ったことに意味を見出してくれた彼女に、何かを伝えたいという気持

          ピアスのセグメント

          「お疲れ様です。仕事を無事に終えられてよかったですね。報告書は私が引き継ぎますので、安心して休んでください」と、業務の打ち合わせを済ませて報告を終えようとしたその時、突然背後から「What are you doing? I wonder if the speaker is cured?」という声が聞こえてきた。振り返ると、少女がこちらに向かって来た。そして、彼女の耳にはピアスが光り、その印象的な姿が目に焼き付いた。彼女が直人に向かって歩いてくると、彼女の姿が窓から差し込む日差

          ファシリテーター

          ※この物語はフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係がありません。 今日は、派遣先でサポートを提供してくれる元自動車関連の営業マン、滝本 清(愛称:タッキー、50歳)と、伊東れなの上司であり、最近お腹周りが気になり始めた清本 司(愛称:つっちー、45歳)との三者面談の日である。形式的なこの面談に多少の戸惑いを覚えつつも、聡子はリラックスしている。彼らは聡子の最近の様子や、意見を交換する。 タッキーは元気いっぱいの声で聡子に声をかけた。 「伊藤さん、最近どうですか?

          A4クリアファイル

          たかしの彼女、楓は長期にわたるドラマ編集の仕事を終え、ようやく訪れた休暇を満喫していた。彼女はたかしに問いかけた。「チケットは直人に渡した?それとも新しいアシスタントに?」その時、外では蝉が夏の終わりを告げるように鳴いていた。 たかしは新しいアシスタントにチケットを渡し、彼女に楽しんでもらいたいと願っていた。しかし、彼女との仕事は始まったばかりで、彼女の人となりはまだ掴めていなかった。それでも、彼は彼女が世話をしているカニーンヘン・ダックスフントの「ぷりんちゃん」が元気にな

          感想文「ぼくのお日さま」

          最近、運良く出演者と監督が登壇する試写会のチケットを手に入れたので、その映画と体験について感想を綴ってみます。 映画の内容は、一見シンプルながらも複雑。難解だけど、どこか理解できるような、感じるものがありました。 映画館の空調が不十分で、体感は暑さでした。しかし、スクリーンには雪景色が広がっていました。映画を観ることで、「見る」という行為に込められた多様な意味を再考する機会を得ました。エンドロールが流れる中、不意に感動が湧き上がってきました。体感は暑くても、映画の中の寒さ

          感想文「ぼくのお日さま」

          2枚綴り

          長時間にわたるリモート会議を終え、疲れた体を休めようと直人は電子タバコに手を伸ばした。会議中は新入社員としての姿勢を保つために、吸うことを我慢していた。その日の議題は、以前に修理したはずの視聴覚室のスピーカーが再び問題を起こしたことだった。直人には、必要な部品があれば修理は簡単だと分かっていたが、会議自体を無駄だとは思っていなかった。それよりも、もう一度あの学校に足を運ぶことができるのか、そのことが彼の心を占めていた。 そして仕事を終え、直人は獣医のたかしとのカラオケの約束

          FtoF

          ※この物語はフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係がありません。 新卒の壁にぶつかり、就職戦線から一旦退いた伊藤聡子は、伊東の部署に派遣されることに。やる気がないように見せかけているが、実は正社員としての安定を切望している。25歳で、趣味は旅行と一眼レフカメラで世界を切り取ること。 一方で、昇進のチャンスが巡ってきても、安定を求めるあまりに仕事をサボっているフリをする。しかし、狙っているポジションには、譲りたくないと思っている上司がいるため、複雑な心境に。趣味は