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座禅のススメ

学生時代、格闘技系の部活に入ってたこともあって武道書を読み耽っていた時期がありました。

そのなかで強烈なインパクトがあったのが「鉄人を創る肥田式強健術」という本で、著者である肥田春充が病弱だった幼少期から一念発起して心身を鍛え上げる過程とその方法論が自伝のような形で描かれている一冊でした。

今は手元にないため記憶を頼りに思い出すだけになりますが、強健術の内容としては
○姿勢
○呼吸法
○肥田氏考案の体操
だったと思います。

以上の内容を行うことで超人的な能力を得ることができるということで、著者の武勇伝を書いていくと(これもまた記憶を頼りに書きますが)
・竹刀で打てば打たれた相手は何メートルも吹き飛んだ
・力を入れて踏み込んだら床板が根太ごと折れた
・十数桁の掛け算を暗算で正確に計算できた
・病人を触れただけで治療した
・坐禅を組んだまま浮遊した

などなど、後半に至ってはもはやオカルトの類いですが、身体能力だけでなく、思考能力、第六感と超人的な能力を身につけることができるといったものでした。
また特に印象強かったのが、岩の上で座禅を組みながら呼吸法を実践していたところ、一種の悟りの境地のような感覚になり世界が全く違って見えるようになったというもので、純粋だった当時の私は早速肥田式強健術やら座禅やらを実践していました。

体操についてはあまり続かなかったですが、座禅と呼吸法だけは寝る前の習慣として継続しており、もう10年くらいにもなります。
肥田氏のような悟りの境地には到達できていませんが、睡眠の質はとってもよいと思います。

前置きが長くなりましたが、私は強健術の内容を参考に次のようなことを意識して座禅を行っています。
・姿勢は猫背にならないように、頭の重みを背骨が腰までしっかり伝えているような感じ
・呼吸の速さは吸いはじめと吸い終わりはゆっくり、その中間で勢いがピークになる形で。吐くときも同様に吐きはじめと吐き終わりはゆっくり、中間で勢いをピークに。(楕円を描くようなイメージで)

こんな感じで行うと呼吸に集中するので自然と余計なことを考えにくくなり、リラックスして瞑想できます。
試してみてはいかがでしょうか。

#日々の大切な習慣 #座禅 #瞑想 #睡眠 #肥田春充


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