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社員紹介Vol.1 「わくわくしながら、一人前になりました」

ジオロジック社員紹介の先頭バッターは、鈴木健太郎さんです。

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ーーー 鈴木さん、よろしくおねがいします!

よろしくお願いします!

ーーー まず、自己紹介をお願いできますか?

株式会社ジオロジックでGISスペシャリストをしています、鈴木健太郎です。​

ーーー 普段、ジオロジックではどんな仕事をしていますか?

弊社では、「〇〇ジムから半径5km以内にいる人のスマホに広告を配信する」といった、 位置情報を活用して効果の高い広告配信をする「GeoLogic Ad」というサービスを提供しています。

広告を配信するためには、どのような広告を出すのか、システムに設定する必要があります。 この作業を入稿といいます。 しかし、一般的な入稿システムはかなり複雑で、玄人向けのものが多いです。

そこでGeoLogicでは、より多くの方が簡単に入稿できるシステムを開発しています。

僕はバックエンド側、特にAPIの実装を担当しています。 最近は少しずつ守備範囲を広げて、設計もするようになりました。

また、別の業務として「POIの収集」も行っています。​

ーーー POIの収集ってなんですか?

広告をどこに配信するのかを設定する際、システム的には緯度経度で扱うのが楽なのですが、 実際は「ドラックストア」「大学」などの 地点情報 で配信エリアを指定したいことが多いです。
 この地点情報のことを「POI (Point Of Interest) 」といいます。

これらのPOIをシステムで扱いやすい形に変えるために、たとえばドラッグストア一覧が乗ったサイトから地点情報を抽出し(クローリング)、システムで扱いやすい形に変換する、というのがPOIの収集業務です。

ーーー ありがとうございます。システムの開発や地点を集めたりしているんですね。

そうですね。
他にもスマホアプリからとってきた位置情報のデータを、サーバに取り込んだりしていました。geohashを生成したり、S2を生成したり...S2はもうひとりのGISエンジニアの山口さんと解析から行いました。

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ジオロジックに入るまで

ーーー 大学時代から情報系の勉強はしてましたか?

大学時代は「文学部 地理学科」にいました。
直接プログラミングや情報系には関わっていなかったですね。 ある授業で地理情報システム(GIS)に触れたくらいです。
一般的な大学生と同じくらいの情報リテラシーだったと思います。

ーーー なるほど...となると、なぜジオロジックにエンジニアとして入ろうと思ったんですか?

まず学部時代に触れたGISの授業がきっかけで、もっとGISについて学びたいと思い、GISが学べる東大の大学院に進学しました。

その上で、学際的な目線だけでなく実務と絡めてGISを学びたいとも思い、「位置情報 インターン」とグーグルで検索しました。
 そこでジオロジックのコーポレートサイトを見つけ、お問い合わせフォームから直接ジオロジックに連絡しました。

そしてインターンとして入らせてもらって、そのまま正社員になりました。

ーーー すごいですね。媒体経由じゃないんですね。飛び込み営業みたい。

そうですね 笑

​ーーー 大学時代は「文学部 地理学科」とのことでしたが、もともと地理系の学問に興味があったんですか?

高校のころに受けていた地理の授業が面白くて、それがきっかけで地理という学問に興味を持ち出しました。 大学でGISの授業を受けてから「システムを使うと、地理情報を様々な形で表現できる」と知り、さらに地理への興味が深まっていきました。

ーーー そういえば、突然「渋谷の地形は〜」とか語り始めたりしますよね(笑)​

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大学時代、「巡検(様々な場所に赴き、地層を観察すること)」をしていたので、 地形には結構詳しい方だと思います。

普段道を歩いてるときも、地形について考えてしまうことがよくあります

以前、渋谷Loftの前の井ノ頭通り付近を歩いてたときに、 その付近の建物の特徴や、道の勾配具合から「この付近は川だったかもしれない」と思ったことがありました。

家にもどってDEM(Digital Elevation Model)のデータを確認したところ、井ノ頭通り付近は周りよりなだらかに低くなっており、さらに川のように緩やかに蛇行していることがわかりました。
 この仮説は正しそうだぞ、と思い、嬉しかったですね。

はじめは一人ぼっちだった

​ーーー 学校で研究するのと、インターンで働くことって、どんな違いがありましたか?

研究だと「理論的に実現可能であること」を証明することが多いのですが、実務では、実現するだけではなく「効率性」を意識しないといけないことが多い、と思っています。

例えば大量のデータを変換する処理を開発するときは、実現することだけではなく「効率的に」処理することに気を配らないといけない

場合によっては、「正確性」を落とすことで効率を上げることもあり、「効率性」と「正確性」のバランスを取ることに苦労しましたね。

ーーー はじめ、エンジニアはインターンの鈴木くん一人(!)だったんですよね

そうですね。​

はじめは周りにエンジニアの人がいなかったので、自分で調べることも多く大変でした。 一つの単語について調べると、また別の単語がわからなくなる...というループがよく起きていましたね。​しかも、そのときは、まだちょっとしたpythonスクリプトくらいしか書いていませんでした。 なので、とてもプログラミングできる状態ではありませんでした。

しかし、藪本さん(弊社CTO)が入社して、Scalaを書くようになり、今までは僕が一人で書いていたコードがついにレビューされるようになりました。

大量の突っ込みが入り、なんども修正するのが大変でした笑
でも、そのお陰でいま「プロダクトとしてリリースできるコード」を書けるようになりました。

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ーーー だんだん仲間が増えてきて、にぎやかになってきたと思いますが、むかしと比べてどうですか?

いろいろなバックグラウンドを持った人がいるので、とても面白いですね笑 山の話をする人もいるし、マンホールの中の話をする人もいるし...笑

単純な面白さだけではなく、同じこととに対しても色々な切り口で議論できる楽しさもありますね。 地理の世界では常識なことが、また別の分野から見ると別の常識が合ったりするので、興味深いです。

これからも、いろんなバックグラウンドをもった人に入ってきてもらいたいですね笑
いまよりも更に楽しくなると思います。

ーーー 最近はインターン生も入ってきて、鈴木くんがインターンの子を育てる立場にもなりましたね。感触はどうですか?

インターンが入ってきて、より「技術に磨きをかけなければ」と思うようになりましたね。 非常に身が引き締まる思いです (笑)

僕は塾講師をしていたのですが、エンジニアリングを教えることと勉強を教えることは結構違うなあと思っています。
受験勉強だとたいてい答えは1つなのですが、エンジニアリングは答えが1つじゃないことも多い。
それを意識してインターンの子に伝えようと思っています。 なかなか大変です。笑

また、時々インターンの子が僕にない視点で答えを導き出すことがあります。 僕自身もそれを吸収しながら、一緒に成長していきたいですね。

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技術に対する『わくわく感』を持ち続けること

ーーー 鈴木くんが、エンジニアとして大切にしていることはなんですか?

「技術に対する『わくわく感』を持ち続けること」を大切にしています。

GISに興味をもったのも、大学の授業で「GISという技術すごいなあ」とわくわくしたことがきっかけでした。 ジオロジックに入ってからも、データ処理基盤によって大量のデータを処理できるのすごいなあ、自動でスケールするECSすごいなあ、と、わくわくしながら仕事をしています。

これからも、わくわくしながら技術に向かい合っていきたいですね。

ーーー 今後、どんなエンジニアになっていきたいですか?

いいプロダクトをつくるエンジニアになりたいですね。
そして、そんなエンジニアを育てられるようなエンジニアになりたいと思っています。

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社員紹介一発目は、エンジニアではめずらしい地理系出身の鈴木くんでした。 鈴木くん、ありがとうございました!




※ 撮影は、渋谷駅徒歩5分のレンタルジム - Rife gym さんをお借りして行いました。Rife gymさん、大変ありがとうございました。

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