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海外で共通テストをしない学校が増加中。今後の受験対策は?

こんにちは。

あっという間に2021年も終わりますね。2020年から感染拡大が始まったコロナウイルスは、教育界にも未だ大きな影響を及ぼしています。

先日、ハーバード大学がSATとACTのスコアの提出を2026年まで免除する、と発表しました。コロナの影響で2020年に提出が免除になっていましたが、2026年まで延長するとのことです。

世界トップの大学がテストを免除、ということで多くの大学でも検討されています。

もともと、近年では共通テストでは測れない能力があり、スコアだけで足切りをするのはどうなのか、ということで、研究や論文が発表されていました。

幼児教育でも、認知能力だけでなく非認知能力の重要性について語られることが多くなりました。大学等の高等教育でもそういった一問一答のスコアだけでは本当に優秀な生徒を集められないという考えが強まっています。

そこにコロナが拍車をかけた、ということもあるでしょう。今後も一斉テストを廃止、ないしは参考資料としての提出、という形をとる学校が増えると予測されます。

では、共通テストがなくなった際の受験対策はどのようにすればよいのでしょうか。海外の教育関係者等にヒアリングしてみました。

1. 学校の方針を理解する

多くの学校は、校風、教育方針、試験の方法を明確に提示しています。特にどういう指標を基準に生徒を選ぶのか、どういう子に入学してほしいのか。その方針をしっかり理解しましょう。学校のウェブサイトを見るだけでは理解しきれない場合には、説明会に参加したり、直接質問してみましょう。

2. どちらにしても共通テストは受ける

共通テストのスコアが不要、任意ということは、提出していけないというわけではありません。スコアが良いのであれば、基礎知識があるということですから提出することはメリットになります。自分の子どもはどういうスタイルのテストが得意か、ということを見極めることが重要です。

3. 子どもの経験値を上げる 

共通テストのスコアが合否判断の指標ではなくなると、願書がキーポイントとなります。多くの学校は、受験者が地域社会にどのように貢献してきたか、など社会貢献度や行動力にますます興味を持つようになっています。ボランティア活動やその他の課外活動の実績は必須となりつつあります。

4. 面接の練習をする

海外の学校でも、入学手続きの一環として面接を要求されることがあります。自信をつけるために、親以外の大人と会話することに慣れさせておくことが必要です。また、いくつかの学校を本命の前に受験し面接とはどういうものかを子供本人に理解させる場を設けることもひとつです。

当たり前なことかもしれませんが、なぜか海外受験となると日本と違う、という風にとらえ、うまく対策できていないケースも見受けられます。

これから海外受験を視野にいれている方に参考になればと思います。



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