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色心不二〜心と体〜

意(おもい)は諸法(すべて)に先立ち
諸法(すべて)は意(おもい)に成る
意(おもい)こそは諸法(すべて)を統(す)ぶ
けがれたる意(おもい)にて
且(か)つかたり 且つ行わば
轢(ひ)くものの跡を追う
かの車輪のごとく
くるしみ彼にしたがわん

法句経 友松圓諦


色心不二という言葉があります。
よく聞く言葉ですが、
新・佛教辞典、佛教学辞典、禅語辞典と調べたのですが載っていません。
ネットのWeblio辞典によると、
「仏教用語。物(色)と心は一体であるということ。」(世界宗教用語大辞典)
とあります。
これを解釈しなおして、
心が体、健康に影響を及ぼすとする考えは結構あるみたいです。

ストレスが病気の元になるというのは誰もがご存知で、
これはチェコスロバキア生まれのセリエが唱えたストレス学説から来ています。
ひどいストレスが病気の原因になるというのは、
実体験でもそうだと思いますし、
よくあるネズミの実験(かわいそうなやつ)でも実証されているでしょう。

ただ色心不二となるとストレスなどの精神的負荷だけでなく、
それ以外のすべて切り離すことができないとなります。
そこまでいくと疑問に思う方もいらっしゃると思います。
仏教でいう色心不二とは何か。
よく似た言葉で色即是空、空即是色という言葉があります。
般若心経に出てくる言葉ですが、
これが分かったらもう仏教は分かったようなものと言われる言葉ですが、
なかなか単純な理解では追いつかないところがあります。

たまたま開けた和綴ノートの頭に、
「肉体は精神の象徴である 不平不満は万病のもと」
と書かれていました。
心と体の関係性は昔から言われていた事なんですね。

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