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自分がホークスファンでなかったら九州に移住していなかったかもという話

47都道府県旅行した結果、九州が好きすぎて熊本に移住したRさんと申します。今回のテーマは移住するきっかけを与えてくれたのはホークスだったというテーマでnoteを書きたいと思います。

前書き:スポーツが自分ごと化する

正直、スポーツって食べ物などとは異なり、見ないと死んでしまう・やらないと死んでしまうっていうことはまずないものです。一種の娯楽として生活の幅を広げる、人生を豊かにする数ある手段の中の一つにスポーツをする・スポーツを見るという行為が存在します。なので、応援しているチームが勝とうが負けようが、どこと対戦しようがどんなスポンサーがついても明日生き延びるかもしれないとか、明日死んでしまうことってほぼないです。

しかし、勝敗に応じて明日の仕事に対するモチベーションが変わる人もいれば新しいスポンサー企業がついたらその商品を買うようになる、休日のお出かけがスポーツ観戦をする人など、スポーツに生活を左右される人は一定数おり、その人たちは生活の中にスポーツが溶け込んでいる、いわばスポーツが自分ごと化されているのです。例えるなら、みなさんが子供の頃に学校の先生で昨日のジャイアンツが勝ったか負けたかで態度が変わる先生は各学校に1人ぐらいは平均していたかもしれませんが、まさにそういう人のことです。

私はコアファンの人ほどスポーツが自分ごと化している人ではないので、毎日リアルタイムでみているわけでもなく、その日の試合が終わって寝る頃にはだいたい勝ち負けのことは頭から離れていていて、スポーツで日々が溶け込んでいるわけではないです。ただ、確実に言えることはホークスがなければ私は九州に移住していなかったというのは過言ではないでしょう。このnoteでは自分のスポーツとの関わり方を書いたのちにスポーツってすごいんだよっていう内容を書いていきたいと思います。

初めてホークスを応援したとき

自分が中学生の頃は岐阜に住んでいて、ホークスの王監督が最終年のシーズンだった年にホークスがシーズン6位でした。両親や親戚、担任がドラゴンズファンで、友人がマリーンズファン、同居する祖父がジャイアンツファンで、周りにあんまりホークスファンが全然いない環境下で、子供心ながら「来季上がるから見てろよ」って宣言してた時代がありました。

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実際、この年は松中選手もフルイニング出場で、松田選手と川崎選手を個人的に応援していたときでした。先発も杉内選手や大隣選手、ホールトン選手などが在籍していた年で、直感で「この戦力あるなら勝てるっしょ」って思ってそこから箱推しに転換しました。

ちなみに選手から野球に入り込んだ理由は、プロ野球チップスでホークスの選手を引き当てた外れたで一喜一憂していて、クラスメイトとどの選手の下敷きを持っていたかというのを見せてる時代だったからかもしれないですね。今振り返ると、無邪気な子供ですね(笑)

ホークスはこの翌年から秋山監督に代わり、鰻登りに成績が上がって常勝球団になっていきます。しかし、常勝球団になった頃にはすでに高校進学など環境の変化が相まって「ほらみろ!」って言えるときがほとんどなかったです。

ホークスと自分のキャリアを重ね合わせる

自分が社会人になってから東京に住み始めます。東京に住み始めてライオンズ戦やマリーンズ戦のホームゲームでちょこちょこ観に行くようになりました。

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社会人になって自分の稼ぎがある程度でてきたので「福岡で試合が見たい」と思って年1回以上で九州に飛んでいました。東京に来るまではホークス戦を生で見るためには交流戦でドラゴンズと戦う時くらいしか東海地方に来る時がなく、特に岐阜なんて地方球場開催で来るか来ないかの頻度でしかないので超レアでした。

初めて福岡のドームで試合を見にいったときは、1人で観戦しました。演出もしっかりされていてなんにせよ勝ち試合で、福岡の街並みにワクワクしたのも相まっていい思い出になりました。ジェット風船を買うと4個ついてきたので、隣に座ってた学生っぽい人に風船を分けて一緒に飛ばして楽しみました。試合が終わった後は、屋台にホークスユニを着たお客さんがいるところに駆け込んで晩ご飯しました。それ以来、福岡にきたときは同じ屋台に行ってます。スポーツの枠だけでなく街や会う人それぞれ切り取っても「九州って楽しい!」ってなって九州に住んでみたい欲が上がっていきます。

九州を楽しむことももちろん、九州に住むために必要な情報を集めることと並行して「今の仕事で実績を出すにはどうすればいいか」も常に考えていました。そのためにホークスから以下の2つを学びました。

・ビジネスモデルを学ぶきっかけを持つ

実はホークスって世界のスポーツチームと比べても台頭に並べるくらいの大きな規模のスポーツチームで、ビジネスの土台が整っていることを知ります。そこから発展していって自らのビジネスを発展するためにはどうすべきかを考えていく材料になっていきました。

・プロフェッショナル思考を持つ

日本一を目指す組織ホークスからチームビルディングやプロとしての仕事の向き合い方など、生かせるものはどんどん自分の仕事に取り入れていきます。そこから会社でも実績が作れるようになり、仕事だけでなくボランティア活動にも精が入るようになっていきました。

なぜかスポーツチームを応援していても彼女ができないのはとても不思議な話ですね。ひょっとしたらスポーツに対する見方が変態的だから、できないのかもしれないですね(笑)

九州に移住

今年の5月に熊本に移住して思いました。仮に自分がずっとドラゴンズやFC岐阜をずっと応援していたら、前述のように自分のキャリアにスポーツを掛け合わせるきっかけもなかったかもしれないですし、旅行で九州にハマる理由というパズルのピースが欠けていたかもしれません。なのでおそらく九州に移住することはなかったと思います。

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ちなみに、なぜ福岡ではなく熊本かと言われると、熊本の都市と自然が融和しているとか水が美味しいとか降雪日数が少ないとか九州のあちこちにアクセスしやすいとか仕事のチャンスがあったとか、さまざまな要因が絡んで熊本に来ています。ただ個人的には福岡だろうと熊本だろうとOne Kyushuだと捉えています。

終わりに

スポーツは生活必需品ではないがあらゆる人生、市場、行政などを変化させる可能性があるし、力を持っています。良し悪しについては言及しませんが、もうすぐ閉会式を控えている東京で開催されたオリンピックなどもまさしくそうですね。全く影響されなかった日本国民は、情報などが断絶された次元で生活していない限りはいないと思います。もっとスポーツに対する可能性やスポーツそのものに興味を持ってくれる人が1人でも増えたら嬉しいなって思います。

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