見出し画像

受け入れ再開から1年、2015年を超えるペースで劇的に増えていく訪日観光客

観光を目的とした訪日外国人観光客受け入れが再開してから6月10日で1年が経過しました。共同通信の報道によると※1、2023年の現時点までのペースは年間2000万人を超える勢いとなっており、確実に向かっていると言えます。インバウンド需要を狙う各企業にとっては朗報ではありますが、中国人観光客の本格的な回復があるかどうか、またそれはいつなのか、によってこの数字が大きく変わってくると見られています。

航空便や運賃、団体旅行の解禁、、中国人観光客の本格的な復活の鍵とは

これまで一日当たり入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ取得免除、そして個人旅行の解禁やワクチン接種証明や陰性証明の提示義務の等、各種の水際規制を徐々に撤廃に着手してきた日本政府ですが、先日の新型コロナウイルス感染症の類への引き下げにより、いわゆるすべての水際規制が撤廃となりました。ただし、いわゆる"インバウンドピーク"だった2019年当時と同じ条件が整ったのかというと、残念ながらそうとは言えません。やはりいちばん大きな違いとしては、インバウンドを語る上で外せない中国人観光客が日本に来るための様々な要素がまだ完全に復活とは言えないという状況があります。日本への団体旅行の解禁はもちろんですが、航空便の数や航空券の費用などは、まだ当時の水準まで戻ってはいません。
ただし、必ずしも悲観的な状態ではないというのも声が多いのも事実です。先日の記事でも紹介させていただいた通り航空便は復活の方向へと確実に向かっており、合わせてチケットも2019年水準に戻っていくであろうと見込まれてます。また、各種条件が当時水準となった暁には、中国人インターネットユーザー内での情報の広がり方の早さやコロナ禍の反動から察するに、一度火が付けば回復は早いであろう、という意見をよく目にします。
いつ本格的な復活を迎えるか、現段階では中国の大型連休である10月がひとつのターニングポイントと見られていますが、状況によっては予想より早い復活がおとずれる可能性は大いにあります。インバウンドに向けた準備を始めるべきは、今この瞬間かもしれません。

株式会社GITANでは、中国でのSNS&ECマーケティングに特化した専門集団として、インバウンド集客力の向上を狙う企業様へのサポートを行っております。お客様のご予算やご要望、中国の市場傾向などをふまえたご提案が可能でございますので、ぜひどんなことでも、ご気軽にご相談くださいませ!

出典1:訪日客回復、2000万人ペース 観光受け入れ再開1年https://nordot.app/1040153596960752310?c=302675738515047521