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お祭りが終わったあとの虚しさ。

待ちに待ったお祭りの当日は、

同時に、

準備してきたお祭りが終わる日でもある。

もうすぐ始まるお祭りに向けて、少しづつ街が賑やかになり、お祭りムードが高まってくる。

街中のお祭りが始まる気配に胸が躍り、ソワソワする。

学生時代の文化祭や体育祭も、いつもはバイトで忙しい子達も、放課後に居残りをして一緒に作業をし、喋ったこともなかったクラスメイトと深まる友情もあったよね。


懐かしい。


お祭りは、人と人とが繋がれる場所で、普段は静かな場所に大勢の人が集まることが、私はすごく好きだった。


だからお祭りが終わった途端、その場所から、人が一斉にいなくなってしまうそんな光景に、いきなり虚しさが押し寄せてくる。


その感情が本当に嫌いだった。


お祭りが好きで、みんなが集まる場所が好きで、みんなでゴールを目指すことが好きだった。


でも、大人になってからは、


いつしか人混みが苦手になり、団体が苦手になり、みんなでゴールを目指すことに、どこか白けた感情を抱くようになった。


そんな自分を客観的にみても、寂しいな〜と思って、10月31日のハロウィンが終わる直前に、一人でちょっと孤独感を感じてしまった。


直接お祭りに参加しなくても、ハロウィンやクリスマス仕様に、街が彩れていく期間は、一人で街を歩きながら勝手にワクワクしちゃってるんですけどね。

スマホのアプリがちょこっとハロウィン仕様になっているのも、嬉しくなってしまう。

Google検索のロゴがちょこっと季節感を出してくるのも、それだけで心の中で「おっ。」と呟いてしまう。

Twitterで渋谷や心斎橋のお祭り騒ぎを検索してしまう自分がいる。


Spotifyを、ハロウィンmoodのプレイリストに合わし、一人でお祭りを楽しんでいる。


お祭り好きの精神は、まだどこかできっちり生きているようだ。


お祭りの後の静けさによって感じる悲しさも、一人でひっそり楽しんでいる分にはそんなに感じないから、今はこれくらいでいいのかな。


それでも、お祭り後から一気に街中のカラーが地味になってしまうことを考えると、やっぱり少し寂しい。


またいつかお祭り好きな精神が、ガッツリ蘇ってくる時がくるのでしょうか。

準備期間が楽しいほどお祭りが終わった後の虚しさが大きいから、それはもう勘弁だけどね。






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