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【都知事選2020】前代未聞!テレビ討論会が行われない?宇都宮陣営の緊急記者会見 ※完全版、拡散希望!

※6/24 20:00 極めて重要な加筆・修正を施し「完全版」としました。


本当は、宇都宮けんじ先生と山本太郎氏の名言を紹介する記事を書きたかったのですが、緊急に皆様にお知らせする必要があることが生じました。

昨日6/23の16時、宇都宮けんじ先生の選挙対策チームが緊急の記者会見を行いました。

35分程度ですので、ぜひこちらの動画をご覧いただきたいですが、

私のほうでも会見内容を要約し、私見を述べたいと思います。

☆前代未聞!テレビ討論会なき都知事選


宇都宮陣営は、在京キー局各社に向けて、テレビ討論会の実施を文書で申し入れしました。

テレビ討論会は実施されて当然なので、このこと自体が異常事態です。

選対本部長の海渡雄一氏によると、2012年と2014年にも宇都宮けんじ先生は出馬したわけですが、毎回、テレビ討論会へ出られるように予定を調整するのが大変な仕事でありました。

実際、前回の2016年都知事選の際には、小池百合子氏はあらゆる局の討論会に出ていたと記憶しています。

ところが今回はどういうわけか、公示日を含め6日めの昨日6/23になってもテレビ討論会が行われていないし、今後も行われる予定がないとのことです。

今回の都知事選で、コロナ対策をどのようにすべきかが重要な争点となることは言うまでもありません。

その一環として、なぜPCR検査が十分に行われなかったのか、医療への支援が不十分だったのはなぜか、なぜ保健所がこれほど疲弊してしまったのか、オリンピック延期が決まった途端にロックダウンなどと言い出したのはなぜかなど、小池都政の妥当性が徹底的に検証されるべきなのは当然です。そのために大きな役割を果たすのが、テレビ討論会による活発な政策論争であります。

宇都宮陣営としては、政策論争を通して、都民の皆さまに判断材料を十分に提供したいと考えていますが、その機会が実現されていないし実現の目途すら立っていない。これは非常に重要な問題であると捉えています。

今回の都知事選は、とりわけテレビ討論会が必要であると思われます。

その理由を2つお話しします。


☆テレビ討論が必要な理由1 財源問題を明らかに!


どの候補者も、「コロナ対策、都民の皆さまへの十分な支援が重要」と言うのは当然であり、抽象的にはどの候補者も意見は一致しているように見えますが、詳しく見ていくといろいろと違いや検証すべき点が出てきます。

特に、具体的に財源をどのように作っていくのかについては、今回の都知事選の重要な争点の一つとなっています。

都の基金はもうないのか、それともどこかにまだ隠れた基金があるのか。

都の地方債の発行は本当にできるのか。この目的で国の同意が本当に得られるのかなど、明らかにされるべき非常に重要な問題があります。

これは、候補者同士の討論によって明らかになると思います。

☆テレビ討論が必要な理由2 集会の難しいコロナ禍下の選挙である


今回の都知事選は、大勢の人を集めて立会演説会をすることが難しいという、選挙にとって大変に大きな制約が課された未曽有の状況で行われています。

密な状況は作れない、しかし都民の皆さまに情報は届けなければいけないということで、ネットの活用など工夫はしているが、隔靴掻痒の思いはあります。

パソコンは、誰でも使えるというわけではありません。

こういう状況だからこそ、テレビなどマスメディアの果たすべき役割は極めて大きくなっています。

☆マスメディアは社会の公器である


このように、都民の関心もいつも以上に高いはずである今回の都知事選において、テレビ局が討論会を企画しないということは考えにくいです。

ということは、企画はしているが討論会が実施できないという、何らかの理由があるはずです。

仮に、主要な候補者が出席を拒むという理由で討論会ができないのであれば、そのこと自体がニュース価値を持ち、報道されて然るべきであると思います。

なぜ討論会が実施できないのか。具体的にどの候補者が参加を拒んでいるのか。

「社会の公器」と言われるマスメディアには、それを伝える責務があります。

宇都宮陣営は、すべての予定に優先してテレビ討論会に参加できるよう準備をしています。

苟も都政をあずかろうとする候補者には、政策論争に応じる義務があると考えるからです。

公務中や夜でもZoom討論会くらいはできるはずですから、政策論争を拒む正当な根拠にはなり得ません。

政策論争を拒んでいる候補者がいるのか、いるとしたら具体的に誰なのか、

そうした情報は、都民の皆さまにとって重要な判断材料になるはずです。

☆財源について


今回の会見では、記者との質疑応答の中で、政策の中身についても話が及びました。

山本太郎氏の掲げた公約により、財源をどうするべきか、ということが重要な争点となったことを受け、今週末にも新たにビラを配布する予定があるそうです。

ホームページにもアップされるでしょうから、そしたらまたご報告します。

ここでは会見で出た話を示しておきます。

・住民が強く反対している道路建設など、公共事業の廃止によって何兆円規模の予算を生み出すことができる。

・条例の改正によって直ちに活用し得る「特定目的基金」や「決算剰余金」は、まだ合計1兆円程度ある。

・医療機関への財政支援は、本来は国が行うべき施策なので、国への政策提言・はたらきかけを強化していく。

・山本太郎候補の言う「20兆円規模の地方債発行による都民への直接の生活補償」は、実現するまでのハードルは相当高いのではないかと考えている。一方、「社会資本の整備」目的であれば、都は総務大臣の同意を得て地方債で公的資金を借りることは可能であるから、これを置き換えてコロナ支援に活用する内容の提言を行う予定である。

☆私見1 民主主義と「知る権利」


マスメディアの闇に緊急記者会見という正攻法で切り込んだ宇都宮陣営。

さすが、30年かけて大企業たるサラ金という既得権益をぶっ壊す法整備を実現した宇都宮けんじ先生らしい着眼点と攻め方だと感心致しました。

この記事をご覧になるような民度と意識の高い方なら既にご承知でしょうが、今のマスメディアは既得権益への忖度により、大切なことをまったく伝えようとしません。

小池百合子氏の不利になるからと、テレビ討論会をやらないのが典型例です。

そして、健全な民主主義の維持にとって、国民の「知る権利」が十分に確保されることが極めて重要です。

なぜなら、国民の知る権利が侵害されてしまえば、民主主義が歪められていること自体を知ることが困難となり、是正が難しくなるからです。

ですから、「知る権利」は憲法に直接は明記されていないのですが、言論・出版・集会・結社その他一切の表現の自由を保障した憲法21条によって当然に保障されている権利である、と考えられています。

また、立法や行政の合憲・違憲の判断に当たり、表現の自由など精神的自由についてはより厳しい基準で合憲性を判断すべきという考え方が憲法学の主流となっています。

それほど、「知る権利」は重要であるということです。

☆私見2 日本の危機的状況


パリに本部を置く国際NGO「国境なき記者団」が今年の4/21に発表した「報道の自由度ランキング」によれば、調査対象の180カ国・地域のうち、日本は66位(前年67位)でした。

日本の状況については、東京電力福島第一原発といった「反愛国的」テーマを扱ったり、政権を批判したりする記者がSNS上で攻撃を受けているという指摘がなされました。

それも由々しき事態ではあるのですが、私には、日本の状況はもっと深刻な、極めて危機的な状況であるように思えてなりません。

選挙において、特定の候補者に忖度して討論会をやらないなんて極めて異常な事態です。

今は昔に比べればネットやSNSなどの発達により、相対的にはマスメディアの役割は小さくなったかもしれませんが、依然としてテレビの影響力は極めて甚大です。

例えば、毎日新聞と社会調査研究センターが5/6に実施した全国世論調査では、新型コロナウイルス問題への対応で「最も評価している政治家」を1人挙げてもらったところ、1位が大阪府の吉村知事、2位が東京都の小池知事だったということです。

…ただの「テレビに出る回数ランキング」になってしまっています。

愛知県の大村知事など、もっと多大な功績のある人物が他にいるはずです。

☆私見3 当事者意識の欠けた記者たち

※以下、6/24 20:00 加筆部分です。
今回の緊急記者会見は、言うなれば宇都宮陣営からのマスメディアに対する痛烈なクレームであります。

選対本部長の海渡雄一氏は、最後の質疑応答まで含めてとても丁寧な物言いと応対をされていました。しかし、集まった記者たちはマスメディアの当事者ですから、クレームを受ける側に立つ人たちです。

本音としては、「お前らマスメディアは忖度してないで社会の公器としての責務をちゃんと果たせよ」と言いたかったのではないでしょうか。私なら言いたいです。

実際、質疑応答では、私の目から見ても「この記者たちは自分たちが問題の当事者であるという自覚があるのか」と疑問に思うような質問・発言ばかりしていました。

いくつか、社名と記者名は伏せて取り上げたいと思います。

1 自ら討論会を企画・実施する考えはないのか?
この質問をした記者は、自らの役割の大きさを理解できていないのではないでしょうか。

仮に「宇都宮けんじVS山本太郎」のような討論会を候補者独自に実施できたとして、それはそれで有意義ではあるし一部の熱心な人は見るだろうけれども、テレビ中継されるわけではない以上、都民にもたらされる情報のインパクトとしては極めて限定的なものになってしまいます。

2 6/17のオンライン討論会だけでは不十分という認識か?
不十分に決まっているでしょう。なんだこの記者は。

これまでは、どの局も、結果としてかなりの回数テレビ討論会をやっていたではないですか。

今回がどれだけの異常事態か、理解できていないのではないでしょうか。

3 焦りがある?
失礼極まりないし、問題を矮小化している最悪の愚問だと感じました。

宇都宮陣営が問題にしているのは、自らのメッセージが都民に響いていないとか、そんな低次元な話ではありません。

健全な民主主義の根幹を支える「知る権利」に大きく奉仕すべき重大な責務を、マスメディアは放棄してしまっているのではないか、という痛烈な問題提起です。

この記者(だけではないですが)は事の重大さをまったく理解できていないようです。

4 財源についてなぜ今になって言い出すのか?
お給料をもらって取材をしているはずの記者がこんなに不見識でよいのでしょうか。唖然としました。

宇都宮けんじ先生は、5/27の出馬会見の際に、既に財源についてもちゃんと言及しています。

もちろん、今週末に配布されるビラには、より詳細が示されることになるでしょう。

それは、6/15になって山本太郎候補が、宇都宮けんじ先生との政策の違いは財政面である、と説明するとともに20兆円規模の地方債発行という主張をしたことを受け、財源の問題が重要な争点の一つになったからに決まっているでしょう。

まるで宇都宮陣営が後出しじゃんけんをしているかのような印象を与えるこの質問は非常に悪質なものだと感じます。

☆私見4 マスメディアの闇は思った以上に深淵だった

これらの記者の発言から総じて言えることは、記者たちは自らの重責を全く理解できていないまま漫然と仕事をしているのではないか、ということです。

記者会見すると言っているから仕方なく面倒だけど来ました、くらいの感じで、記者たちに民主主義の根幹を支えている自覚と当事者意識がまったく感じられないのは非常に残念ですし、この問題の根深さを痛感させられます。

現に、宇都宮陣営は、「我々がテレビ討論会の申し入れをし、緊急記者会見をやったこと自体もちゃんと報じてほしい」と要望したにもかかわらず、この件はまったくニュースになっていません。

「宇都宮けんじ  緊急記者会見 テレビ討論会」でグーグルで検索しても、

出てくるのは宇都宮陣営による発表、しんぶん赤旗、そして僭越ながら私のこのnoteだけです。

集まった記者、どの社も報じていません。(6/24 20:00現在)

マスメディアの闇は思った以上に深い。非常に由々しき事態です。

☆まとめ


宇都宮陣営の緊急記者会見で、今の日本が陥っている深刻な危機について問題提起がされました。マスメディアの闇の深淵さが浮き彫りになりました。

マスメディアの過剰な忖度により、私たちの「知る権利」は重大な侵害を受けています。そのことにより、既に日本の民主主義は大いに歪んでしまっています。

このようなマスメディアに、「盛り上がりに欠ける都知事選」などと書く資格はまったくありません。

盛り上げてないのは外ならぬマスメディアだからです。

声を上げ続けていきましょう。

在京キー局のご意見フォームに「都知事選のテレビ討論が見たいです」と意見を寄せたり、Twitterで「#都知事選のテレビ討論が見たいです」をつけてツイートしたりするなど、具体的に動くことが大切です。

在京キー局各局のご意見フォームのリンクを貼っておきます。

NHK

日テレ

フジテレビ

テレビ朝日

TBS

テレビ東京

基本的人権は、国民の不断の努力によって保持しなければならないと、憲法自身に謳われています(12条)。

ぜひ、何らかのアクションを起こしていければと思います。

東京から日本を変える。そのためには、忖度マスメディアを変革することが必要です。

ここまでお読みいただき、真にありがとうございました。

ぜひとも拡散をお願い致します。

最後に、宇都宮けんじ先生が好んで仰る言葉を引用して結びとします。(元々は、長崎の高校生平和大使の平和活動における合言葉のようです。)

結論
私たちは微力かもしれないけど無力ではない

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