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シンガポール転職のすすめ 01_留学よりも転職がおすすめな理由

英語が旅行英語ぐらいしか話せないのに、海外就職なんて無理だと思っていませんか?私がそうでした。これから私が海外留学ではなく海外転職をおすすめする理由を4つ説明します。

理由1 英語がコミュニケーションレベルでOKという求人が意外とある

 例えば、こちら求人サイト(シンガポール お役立ちウェブ)で本日時点(2020年6月3日)で公開されている以下の求人をご覧ください。
 この求人では、「社内でのコミュケーションに問題のない英語力」が必要だと記載されています。
 社内でのコミュニケーションが必要というのは、裏を返せば、社外とのコミュニーケーションでは英語は必要のないということです。社内での英語というのは、もし英語で理解できないことがあったとしても、同僚です。臆せず何度も聞いていいのです。
 また、この求人情報から私が想像できることは、英語力は最低限でもいいから、日本人の駐在員と日本語で適切にコミュニケーションがとれて、日本のビジネス文化内で働いてくれる人が欲しいのではないかと思います。

コメント 2020-06-24 133254

理由2 日本語が母国語で日本の文化を理解している(特にビジネス文化)ことが最大のアピールポイントになる

 なぜ「英語力は最低限でもいいから、日本人の駐在員と日本語で適切にコミュニケーションがとれて、日本のビジネスマナーを知っているような人が欲しい」のでしょうか。そうゆう人材であれば、周りにたくさんいるのにと思いませんか。確かに日本には沢山いますが、シンガポール にはこのような人材が貴重なのです。

 日本人はビジネス分野では特に勤勉です。遅刻せず、休まず、サボらず、意味のない社内処理を手を抜かず粛々とこなします。上司からの指示に文句を言わず真面目に働きます。ただこれはとても大事なことで、現地の人はそうではありません。(例外はあります)

 シンガポール では働く人の多くは、1時間以内の遅刻は遅刻とみなさないし、突然の欠勤は日常茶飯事です。お昼休みは決められた時間に帰ってこないし、その上、仕事が残っていても必ず定時で帰ります。これがシンガポールのビジネス文化です。現地の方を採用して、入社後の教育で変えようとしても難しいと思います。なぜなら、もし厳しく教育しようとでもするのであれば、きっとすぐに転職してまいます。転職は日本よりもずっと気軽に行われてます。

 もし自分が上司であったら、頼んだ急ぎの仕事をやらずに帰ってしまう現地の人よりも、嫌な顔せずに粛々と仕事をする日本人とストレスなく働きたいと思いませんか?

 このように、シンガポール では日本語がネイティブに話せて、かつ日本の文化を理解していて、特に日本の独特なビジネスマナー熟知している真面目な人材が、英語が話せることよりも大事なのです。

理由3 コストがかからない

 外国語を習得するには、机上の勉強では上達しないことを私たちはよく知っています。義務教育で何年も英語を勉強したのに、英語を苦手という日本人がたくさんいます。

 英語を話すようになる一番早い方法は、英語の環境に身を置くことで、一番初めに思い浮かぶのは留学だと思います。私も何度か検討しました。留学の一番の問題は、留学には多大な費用がかかるということです。欧米系の国へ最低1年留学するとすると、数百万円が必要になります。

 しかし、海外転職であれば、航空券代と引越費用のみです。一旦就職してしまえば、実際に仕事をしながら、生きた英語を学び、貯金もできます。

 シンガポールの場合は、日本と同等の仕事をした場合、基本的に日本よりもシンガポールの方が給料が良い場合が多いです。また税金も微々たるものなので、手取りは多く感じると思います。

理由4  キャリアになる

 私の知人の何人かは、新卒で入社した会社を退職して、海外留学をしました。しかし帰国後、留学で得た経験を活かして再就職した例は多くありません。その理由は、日本では留学したことが日本のビジネスの世界では評価されないということです。

 しかし、海外就職であれば、キャリアになります。私の場合は、シンガポールで就職活動を開始する際に、Linked in(転職用のSNS)のアカウントを作成しました。アカウント作成時には音沙汰なかったのですが、無事シンガポールで就職し、一年が経過した時ぐらいから、Linked in経由でスカウトメールがくるようになりました。転職エージェントからだけでなく、企業の採用担当から直接連絡が来るようになり、自分の市場価値が以前よりも上がっているように感じました。

 私の場合は、結局2年半シンガポールで働きましたが、そこで得た経験が評価されて、今日本で自分としては満足のいく国際的な仕事ができていると思います。実際に年収も転職前より200万程上がりました。

 このように、いつかは海外で働きたいと思っている方がいたら、初めに留学を検討するのではなく、並行して海外就職を検討してみてほしいです。次回は、シンガポールで転職する方法についてお話します!






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