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究極に手を抜いたチキンアヴゴレモノスープの作り方

ギリシャ料理を食べたことがない方に、入門編として作っていただくには何がいいかなと考えました。日本にもある身近な材料で作れ、かつ簡単なもの。
ていねいに作ろうと思えばそれなりに時間と手間がかかるけど、手抜きならあっという間に作れるのがアヴゴレモノスープです。

まず、アヴゴレモノとは何ぞや?ってとこからですが、アヴゴ(卵)+レモニ(レモン)をあわせたものです。ギリシャ料理の代表的なソースのひとつで、煮込み料理をこのソースで仕上げるほか、スープとしてもポピュラー。

今回は、チキン味のアヴゴレモノスープ「コトスパ・アヴゴレモノ」をひとり分、時短手抜きヴァージョンで作ってみましょう。説明は長いですが、だらだら作っても10分ぐらいでできるはずです。

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まず浮き実として加えるものを用意します。お米か細かいパスタを入れるのですが、お米なら炊いたご飯(冷ご飯でいいです)を少し。パスタは、ギリシャでは米粒型パスタみたいなのとかエンジェルヘアーパスタを砕いたものをよく使います。そうめんでもいいですよ。今回は台湾のそうめんを使ってみます。

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こんな風に短く折っておきます。これで16gでしたが、20gぐらいまで入れてもいいかも?パスタ料理や雑炊じゃなくスープなので、あまり入れすぎなければOKです。

鍋に水を300ml弱入れて火にかけます。その間に卵液を用意しておきましょう。卵の割合は好き好きで、スープなら卵1個で2人分ぐらいできます。今回ひとり分作りますが、余らせても面倒なので1個使ってしまいましょう。卵の割合多めだと、とろみもつきやすくなります。

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白身の気配がなくなるまで、泡立て器でしっかり溶きます。これと、最後卵液をスープに加えるところさえきちんとできれば失敗はないはず。白身と黄身を分けて泡立てる方法もありますが、そこまでしなくてもいいです。
卵をしっかり溶いたら、レモン汁を大さじ1ぐらい加えさらに混ぜます。酸っぱいのが苦手な人はそもそもこのレシピは試さないと思いますが、酸味に不安のある方はこの時点では少なめに入れて、あとで調整してください。

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お湯が沸いたらガラスープの素かチキンブイヨンを加えます。ガラスープだと、小さじ1弱ほど。そうめん(またはご飯かパスタ)も加え煮ます。

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細いパスタやすでに炊いてある米だとすぐ煮えるので、もう仕上げです。火加減はごく弱火に落としてください。卵液の入ったボウルに熱々のスープを少しずつ加え混ぜ、ある程度薄まり温まったら、鍋の中身をよくかき混ぜつつボウルの中身を加えます。

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若干失敗率が上がりますが、卵液を薄める手順は省いて直接鍋に入れてもいいです。肝心なのは「決してかき玉にしない」ということで、かき混ぜを怠ったり煮立てたりしてモロモロになってはいけません。火から下ろし際に卵液を加え混ぜたらそれで仕上がるはずですが、そうでなければかき混ぜながらごく弱火で少し加熱し、クリーミーな状態になれば完成。味を見て、必要なら塩とレモン汁を適宜足してととのえてください。こしょうは器に盛ってから仕上げにふりかけた方が見栄えがいいです。

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夜食など、ちょっと小腹がすいたとき、風邪をひいたり調子が悪いときなどにもいいですよ。

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