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【ギラヴァンツ北九州観戦記】厳しい面と、明るい面と。【2021J2リーグ第13節V・ファーレン長崎戦】

こんにちは、ぎらりょうです。
いやー、悔しい。
目の前にあった勝ち点1がこぼれ落ちました。
悔しい。
でもこの悔しさこそ、この試合が決して絶望的な内容でなかったことを表してくれる感情だと思います。

こんなこと言うと怒られちゃうかもしれないんですけど、今シーズンこれまでの試合の中では「これじゃ負けてもなんも言えない……」となる試合がぽつぽつあったんですよね。
悲しい諦め。
でもこの試合は違いました。
攻撃はなかなか実を結びませんでしたが、最後方のビルドアップは安定していましたし、守備もギリギリまで粘り強く守り続けていました。
J1級の戦力が集まる長崎相手に勝ち点1をもぎ取れる、そう感じた瞬間の失点でした。
悔しい。
でもこの悔しさは決して目の前で勝ち点を逃したからだけではないと思います。
今までよりも高いクオリティを維持していたからこその悔しさだと思うんです。
そう、これまでの積み重ねが決して無駄ではなかったという証だと感じたのです。

そのクオリティを支えてくれた選手こそ、前節から続いてスタメンを獲得した井澤くん。

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彼がボランチの位置から下がって組み立てに参加することで、安定感が一気に増したと感じます。
それに危ない場面での刈り取りも上手い。
DFも本村くんがCBを安定的にプレイできていることで安心感が生まれていると思います。
こう考えると、後方の完成度はどんどん上がっており、J2でも通用するクオリティを出せてきていると考えられます。

そのうえで、やはり攻撃がさみしい。
前半こそオフサイドにはなりましたがゴールを揺らすも、後半は沈黙。
これだと勝てないんですよね。
特に後ろがビルドアップを安定させたことでもっと攻撃に行ってよかったはずなんですが、やはり降格というプレッシャーが選手を襲っているのかなと思います。

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それでもボランチに大きなピースが生まれました。
離脱している選手が戻れば、大悟が本来の位置で動くことができますし、そうなればより前線が活性化すると考えられます。
つまりまだ今のメンバーでも状況を好転させることができる可能性が残っているということです。
そのうえで、夏の移籍期間もあります。
現在のピースでも足りなかった場合はここで補強ができるのです。
もちろん現時点で現場は動いているでしょう。
それまでに、特にFW陣で覚醒する選手が出てくれば最高ですし、そうでなくても補強という選択肢があります。

言いたいことを一言でいえば、「まだ焦る時間じゃない」ということですね。
現場がこの状況で無策なことはあり得ないですし、選手たちも結果は出ていませんが、それは手を抜いているということではないのです(そんなことしたら選手生命終わりなので)。
そしてまだ状況を変えるタイミングは残っている、その前の段階で段々とクオリティとしてはあがりつつあるという状況だと思います。
であればやはり選手たち・現場を信じて待ってあげたいなと、ぎらりょうは思うのです。

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でもやっぱりこの九州ダービーで勝てなかった、勝ち点をもぎ取れなかったのは悔しい。
この想いをいい意味で昇華させてくれることを期待して、今回の記事を終わりたいと思います。

今回も見ていただき、ありがとうございました。

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