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#06 心の支えだった人

前回の記事を夜に読み返したら
いろんな気持ちが浮かんできたから
そんな心を私にくれた人たちについて
もうちょっと書いてみることにした

私の今まで生きてきた人生において
『心の支えだった人』と
『立ち直らせてくれた人』と
『愛を教えてくれた人』
『期待しないことを教えてくれた人』
…そんな人たちのこと

全員分書くと長くなるから
今回は『心の支えだった人』について

心の支えだった人

むかし、人が大好きすぎて事故ったことがある

一番多感で、一番敏感な思春期に

みんなが大好きだったけど
みんなを信じられなくなった

25年間生きてきて
この時期が一番しんどい時期だった

毎日学校に行きたくなかった
だれかが話す声が自分の悪口に聞こえた
だれかに話しかけることが怖くなった
だれも信じられなくなった

そんな一番しんどい時期に
私の心の支えだったのは『お母さん』
家族じゃなくて、『お母さん』だった

「学校に行きたくない」と言った夜
私の手を握りしめて離さなかった母
その夜の空気も出来事も
ぜんぶ、今でも思い出せる

『お母さん』だけはずっと
絶対に私から目をそらさなかったし
絶対に私を甘やかさなかったし
最後まで私を諦めないでいてくれた

私が諦めたかった私を
『お母さん』は絶対に諦めないでくれた

その母の強さが私を強くしてくれた

末っ子で甘ったれな私は
今も母に頼ってばかりだけど

優しくするだけが優しさじゃないことも
すべての人とわかり変えないもどかしさも
自分の弱さと向き合う大事さも
自分を赦すことの強さも
私は大切に思われているんだってことも

全部、ぜんぶ

私の家は母子家庭だったから
母は仕事であんまり家にいなかった
その寂しさもあの頃の私を孤独にしたし
逆に強くもしてくれた

どんなに忙しくても、しんどくても
私と姉の前では弱音を吐かなかった母

あの頃しんどくて辛くてどうしようもなかったのは
私だけじゃないはずなのに…

母の愛に救われて、母の愛に生かされた

あの頃の経験があったから今の私がいるし
母がいてくれたから、また人を好きになれた

感謝してもしきれない
親だから子供を愛すのは当たり前のことだと
昔は思ってたけど、当たり前なんかじゃなかった
母はいつでも『お母さん』の愛を私にくれた

私はそんな人間になれているんだろうか
あの頃救ってもらった心で
私は誰かの支えになれたら嬉しい

母にはいつになっても追いつけないけど
母のようになりたいと思う


私の心の支えだった人



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