見出し画像

3分で読める眠りにつく前の話

『発見』

友人とハンターハンターの話をしていた。知らない人は少ないと思うが、のため説明しておくと、ハンターハンターは世代や国境を超えて愛される傑作漫画です。読んだことない人がいたら記憶を交換してほしい。まっさらな脳で、もう一度読み始めたい、そう願ってしまう物語です。とにかく、その漫画の話をしていました。

僕「ゾディアック家の門のさぁ」
友「あのさ、間違ってね?」
僕「え、なにが」
友「ゾルディック家でしょ」

…おわかりいただけただろうか?
私は主人公の友達で、絶大な人気を誇るキャラクターの名前を間違えていた。当然何度も読み返していた上で、である。奇妙なことに以降もこの問題は発生した。

僕「レオリロのさぁ」
友「…レオリオじゃね?」

僕「ツェゲラの」
友「いや誰だよwツェズゲラね」

おかしい。おかしいおかしい!
誰かが私の記憶をいじった?あるいは、人物の名前を書き換える能力?だとしたら恐ろしい…7000万部以上の書籍と電子版、さらには読んだ人の記憶にまで及ぶ能力ということに…
なんてことはなく私が間違っていた。「私はカタカナに弱い」のだ。自分が発音、もしくは脳内再生しにくいものを勝手に変えてしまう。しかも、それに気づくことはない。そう、これが私の力、嘘つきな記憶(メモリー・ダウト)だ!

ハンターハンターを読むことで発見できた自分の気質は今なお、制約の鎖となって私の心臓に巻きついている。除念師を探しに行こう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?