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とても怖い映画を観てしまいました・・・

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「最近追加された映画」のお知らせがきて、
「チェンジリング」という映画を鑑賞。
実際にあったお話、真実のストーリー。
これが本当にあったとはとても信じ難い。

2008年監督、クリント・イーストウッド
主演、アンジェリーナ・ジョリー。


1920年代のロサンゼルスで実際に発生した
ゴードン・ノースコット事件の映画化。


ある日息子が行方不明になる。
五ヶ月後に息子が見つかったと言われ感動
の再会が出来ると思ったらその子は自分の
息子ではなかった!?

息子ではない!と主張するも警察は取り
合ってくれず最終的に彼女は育児放棄をす
る頭のおかしい女として精神病棟に入れら
れてしまう。

警察の不正を隠すために精神科病棟に幽閉。
精神科病棟のシーンはゾッとします。

その頃本物の息子は連続誘拐殺人犯に殺され
ていた。
権力の一極集中した警察の堕ちた姿、それを
取り巻く医療看護体制。
ロス警察という巨体な化け物に一人で立ち向
かう主人公。
実際に起こった事件のやるせなさと悲しさ。


警察はミスを認めたくないから頑なにあなた
の子だと言い張る。

母親が息子を間違えるわけがないし、それま
で通っていた学校で先生や生徒に会えばすぐ
に嘘だとわかるのに、別人を「あなたの息子
です」と突き通そうとする、汚職と不正だら
けの警察の存在が信じられない。


権力組織による隠蔽、人権差別、男尊女卑
様々な社会問題が描写されていた。


国家権力と戦う母親の愛と
周りの人たちの優しさが沁みた。


警察の腐敗や差別が横行する中で
最後まで正義と信念と希望を捨てなかった
母の強さと偉大さに感動した。


この不条理さは、時代が変わっても色濃く
残っていると感じる。


「上級国民」という言葉が浮かんだ。

 '19年4月、乗用車が暴走して通行人を次々
とはね、松永真菜さん(当時31歳)と長女・
莉子ちゃん(当時3歳)の2人が死亡し、9人
が重軽傷を負った「池袋暴走事故」

旧通産省工業技術院の“元院長”であることや、
これだけ大きな事故を起こしておきながら逮
捕されないということが大きな話題となり、
事故後から“上級国民”として激しいバッシン
グを受けた。


いつの時代にも、事実が隠蔽され得ることを
心していなければならない現状が虚しい。

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