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を描くことに最後までこだわった北斎
立ち上がった波の先端1つ1つがまるで
何かを掴もうとしている指先のようにも
見える。

ゴッホが亡くなる前年に描いた糸杉は、背景
の雲までクルクルと曲線で描かれている。

ゴッホ題材に選んだ糸杉はヨーロッパでは
お墓に植えられている植物としてのイメー
ジが強い。

糸杉の花言葉…”死・哀悼・絶望”


ゴッホは弟・テオへの手紙

もうずっと
糸杉のことで頭がいっぱいだ
ひまわりの絵のように
なんとかものにしたいと思う
これまで糸杉を誰も僕のように
描いたことがないというのが
驚きでしかたない
その輪郭や比率は
エジプトの
オベリスクのように美しい
その緑色の素晴らしさは別格だ


「ひまわり」はゴッホがゴーギャンの為に
描いた7枚のシリーズ。

手紙にあったように、ゴッホ自身も「ひま
わり」に匹敵する連作として糸杉の製作に
とりかかっている。

ゴッホは、北斎の浮世絵が好きだった。
影響はずいぶん受けているだろう。
ゴッホは北斎の浮世絵から、色彩・技法だ
けでなくその奥にある「揺るぎないパワー」
を感じ取っていたに違いない。
2人に共通する【描く情熱】を・・・


原田マハの新刊「リボルバー」は、カバ
ー絵がゴッホのひまわり。
そして、ストーリーはゴッホが自殺時に
使われたかも?しれない拳銃のリボルバ
ーを巡って展開していく。(5分の3読了)


新、となってからはたまに観る『新・美の
巨人たち』。(テレビ東京)
5/29は、北斎だった。ナビゲーターは、
北斎役(前半)の柳楽優弥さん。

常識にとらわれず、生涯新しいことに挑み
続けた北斎が85歳で到達した究極の波。
柳楽優弥さんが、北斎が晩年に描いた波の
秘密に迫りました。


北斎が晩年に描いた小布施・北斎館の天井
絵「男浪」「女浪」、と呼ばれる2枚の
『怒濤図』。
化学調査で、違う色使いだったことが判明。
さらに最新技術VRで作品を立体化!?


色彩関連に携わる者として、とても興味深い
内容でした。
(6/5に「BSテレ東」で再放送されるようです)


北斎美術館では、7/20から
〜THE北斎 ―冨嶽三十六景と幻の絵巻〜
が開催される。
ぜひ、足を運びたいと思う。

今までは、日本画に興味が薄かったが、
ゴッホから北斎に引き寄せられた。

本→映画→美術館、トライアングルの流れで
今回の私の好奇心がひとまず完結しそうです♪


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