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OLをしていた時の思い出 2(初体験のカーチェイス!)

音楽をBGMに働いていた「東芝EMI」で
の社会人1年め。
同期で気の合うM子(彼女も過去エレク
トーンを習っていた)と、ジャズクラブ
デビューした。

六本木交差点の裏手にあったお店。
ジャズピアニスト、エロール・ガーナー
の名曲『Misty』を店名にしていた。
Misty、という曲も好き。
(当時、山本剛さんがその店のハウスピアニ
ストだと、後で知って縁を感じて驚いた。
またその話は後日に。)

このお店に決めた理由はもう1つ。
当時はまだ珍しかったスタンウェイの
ピアノが置いてあり、それをぐるりと
囲むように作られた曲線のカウンター。


金曜日、仕事を終えて2人で向かった。
地下への階段を降りながら、異次元の
世界に入っていくワクワク感とドキドキ
する気持ちが同時にやってきた。

一流のジャズピアニストの音を聴きながら
とても充実した時間。

しばらくすると、隣に2人組の男性が
座ってときどき声をかけてきた。
純粋に音楽を聴きにきているのに
うざいな、と思った。

そして、終電時間も気になってきたので
店を出ることにした。
M子と外へ出ると、なんとさっきの2人
がついてきた。

私たちは、タクシーを拾って乗った。
少しすると、運転手さんが「後ろのタク
シーがついてきてます」、と言った。
「まきますか?」というので
「はい、お願いします!」

そしてここから、スリリングなカーチェイ
スが始まった!!
右折したり左折したり路地に入ったり、
丁寧かつスピーディーな運転。


今振り返ると、運転技術がすばらしかった。
運転手さんのおかげで、彼らを振り切り
世田谷のM子の自宅に到着できた。

1晩泊まらせて頂いて気がついた。
彼女の家は、大きな家だった。

階段の踊り場に、昔弾いていたと
いうエレクトーンが置いてあった。

M子が試しに弾いてくれたが上手くは
弾けなかった。
それはそうだ。ブランクが空くほど
指は思い通りに動いてはくれなくなって
しまうものだから。


怖い思いをしたけれど、今でも鮮明に
記憶として残っている思い出です♪

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