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映画「オートクチュール」観てきました♪


舞台はパリのモンテーニュ通りにある
ディオールのオートクチュール部門。

裏方であるお針子をベースにして
メゾンディオールの裏側、人種差別、
母娘関係が描かれている。



主人公はもうすぐ引退するお針子の
エステル。

 最後のコレクションを目前に忙しい
毎日を送っていたある日、地下鉄の
通路でバッグをひったくられてしまう。
彼女のバッグを盗んだのは、郊外の
団地に住むジャド。

 エステルはジャドを警察に突き出さず、
通路でギターを弾いていたジャドの指
先の動きにお針子の才能を見出し、自
分の後継者としてアトリエにスカウト。

ふてくされたような顔のジャドが抱えて
いる事情や優しさが見えてくると、だん
だん彼女のことが愛おしくなっていく。

ジャドには鬱病だという母親がいて、
ずっと面倒を見ていた。
 叩かれたりすることはないまでも母親
は若い娘に頼りきりで、ネグレクトと
もいえる状態。

アトリエでは、同じ郊外出身で優しく
サポートしてくれる人もいれば、ジャド
のことが気に食わず手にわざと針を刺す
意地悪な人も。

エステルはときどきジャドと衝突しつつ、
お針子の精神と技術、伝統を伝えていく。

ドレスを作るための高級な生地やアトリ
エに流れる空気、お針子たちが着る白衣
まで、ひとつひとつにリアリティと説得
力が感じられた。

 美しいドレス、手仕事が継承される素晴
らしさ、血は繋がっていないふたりの強
い結びつき……。



観終わって母との関係を思い出していた。
価値観が真逆だったので、最後まで分か
り合えることはなかった・・・。

今だったらきっと分かり合えたのにな、
と少し残念な気持ちになった。

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