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酸素と妊活

酸素は酸化や活性酸素など、変化した酸素が体に害を与えたり、老化を早めるということでクローズアップされることが多いですが、実際には殺菌効果もあり、免疫機能を高めてくれるためとても大事です。

ところが、私たちは気づかないうちに呼吸が浅くなってしまうことがあります。特にデスクワークなどであまり動かず、忙しく時間に追われている、考えたり集中力を要する時、呼吸が浅くなっていることがあります。

呼吸が浅くなると、酸素が隅々まで届かなくなります。
ご存知の通り、酸素は生命を維持するために必要なものですが、ミトコンドリアがATPを産出するときの燃料となります。

ATPは筋肉を収縮するときに利用されますが、筋肉とは体を動かす時の骨格筋だけでなく、平滑筋や心筋という内臓の筋肉も含まれ、ATPを利用しながら、私達が気づかないところで、動いています。

さらに、子宮、卵巣、卵管も平滑筋で出来ているため、子宮は月経の時に収縮して内膜を剥がし、卵巣は収縮し卵子の排卵を促し、卵管采が卵子こぼさないようにキャッチします。
これらの一連の動きは酸素が細胞に届く事により始まります。

酸素はヘモグロビンにくっついて運ばれますが、ヘモグロビンは赤血球に含まれます。
ここで大事な点は、酸素を運ぶのは血液で、血液の状態がATPの働きによる、筋肉の動きや細胞の増殖なども関わってくるという事です。

中医学では活血「かっけつ」という概念があります。
血液は中医学でいう「血」(けつ)とほぼ同じですが、栄養素や水分の他に「気」を含んでいると考えられています。
この「血」が体内で「活かされる」ように改善を目指す事を活血といいます。
「血」が足りなければ、「補血」をし、血を補って、体質を整えます。

活性酸素が過剰になる原因として、たばこ、アルコールの摂取、不摂生な生活習慣が考えられます。
活性酸素の過剰を抑えるのは体内で合成されるSODという酵素の働きになりますので、新鮮な食事をとる事を心がけましょう。
誠心堂では抗酸化に着目した健康食品や酵素を取り扱っていますので、お気軽にご来店くださいね。

まずは、呼吸が浅くなっている時、深呼吸で気分転換をしてみてはいかがでしょうか?
過呼吸や深呼吸をしすぎたりすることで、体調にきたすようなことがある場合は注意が必要ですが、軽い深呼吸は一時的なリラックス効果も期待でき、同時に十分な酸素も取り入れる事ができます。
簡単にできるので、忙しいときこそ試してみてくださいね。


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