詩)言論の自由の十字軍
さっきまで とても楽しそうに
話していた三人
急に会話がなくなって
表情もまるで別人
たとえば
ひとつのことから
突然
シャトアウトされる
理由がわからない
説明もない
わからないまま
なにかが
憎しみの対象になる
なにかの理由で
標的になる
言ってもいないことが
言ったことになる
誰もが避けて通るようになり
本物の脅迫が理由もわからず届く
殺すぞ
ひとつのことは
いったいなんだったかにもう感心はなく
もう誰も思い出さず
塗りたくられ
イメージを植え付けられた
偽造の花だけが
言論の自由の十字軍
2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します