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夜行バスで名古屋にひとりvol.1

さんさ、さんさでいつのまにか5月末。
いつまでもかわらずゆるやかに、
同じことでずっと悩んでる気がする。
悩みに対しての回答はいつもひとつ。
「他人を気にせず、自分の思うままにすすめ」

道路のスポットライト

家族と名古屋集合で伊勢神宮に行くことになった。集合までの間は、ひとり。
この状態は絶好の夜行バスを使う機会。

23時10分
集合場所を間違えたものの
早めにバス乗り場に着いて、しっかり乗車。
なんとなくライブに行く人とか、大学生が多い印象。大学生の時は、お金がなくてこう言うところで節約したなあとしみじみ。

今回の夜行バスは、4列シートでかなり人数乗れるバスだったから、席と足のスペースが狭め。わたしは通路側の席になってしまったので、完全に窓際の人のことを気にしなければならない。

(普通に考えたらそんなこと気にしなくてもいいのに、わたしは無駄にトイレに行きたかったら言い出せなかったりするのかもとかにしてしまう。むしろ気にしすぎてしまう)

案の定、休憩のたびに起きていた。

夜行バスの中は真っ暗

夜行バスの空間のいつも不思議で
ひんやりしてるような感覚が好きだ。
みんな知らない他人で目的も違うのに、
目的地は同じ。
そして、みんな知らない人たちと
一夜を共にする。
私たちは一緒に夜を共にした
仲なんだぞって変な意味に伝わっちゃうな。

バスの電気が消えて、カーテンから
少し溢れるオレンジの街灯の灯り。
BPM低めの低音が似合う。
みんなが眠っているしずかな夜に、
わたしたちは移動している。

こんな曲が似合う。

高速バスの大人数なのに
さびしい空間がたまにほしくなる。
結婚しても家族がいても、死ぬ時は我々はいつも1人なのである。

スマホ画面を最低の明るさにしても
明るすぎるこの空間。
早く消して寝よう。
行き場のない孤独と分かち合いたいね

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