犬とパーセンテージ
コロナのおかげで、昨年3月からほぼステイホーム。サンフランシスコは軽くロックダウン的な感じだったので、スーパー以外は行けるとこもなく(美容室も、本屋も洋服屋も、中古屋も、映画館も、もちろん飲食店もやってなかった)3日間くらいは軽ーく部屋から外に出ないことも多々あった。
つまんない一年強だったけど、学校がないおかげで飼っている犬とずっと一緒にいられた。留守の時は何してるんだろう?の疑問が湧く暇がないぐらい、彼女(キャバリアキングチャールズ スパニエル 12歳)の生活がかなり把握できた。
それはパーセンテージに置き換えられるほど、わかりやすい仕草や行動が観察できたのだった。
①信頼度。
サンフランシスコ市内は子供の数より飼われている犬の数の方が多いと言われ、実際に外を歩けば短い距離でもたくさんの犬を見かける。学校の先生の話によればLGBTのカップルが多いというのがその理由の一つだそうだ。彼ら、彼女らカップルは子供のように犬を飼うとのいう話。
皆さん、思い思いのスタイルで愛犬と散歩。きちんと躾けられてるワンコは飼い主の歩調に合わせて歩けるのでリードに余裕が見える 信頼度70%。さらに信頼度が高いとリードそのものがいらない信頼度100%。
うちは犬も私もお互いに信用してないので(離すと秒でどっかいく)いつもリードが緊張している 信頼度0%。
付かず離れずのフリーの状態の散歩、憧れるなぁ←サンフランシスコではかなり多い。
②夏の到来。
犬毛の抜け替わりで判断?ノンノン。そんな微妙なものより、犬の体勢で はっきりとわかる夏の気配。
黙っていても犬の方からくっついてきて寝る、これはまだ寒い季節、春過ぎてもまだまだ夏は遠い 暑さ30%。だんだん暖かくなって来ると、犬がいち早く察知して、一人でソファーで寝はじめる 暑さ50%。そして床寝が始まると急激に暑くなる。
これはもう夏が近い 暑さ100%。
③散歩へのやる気。
犬はいつでも散歩に行きたい!と思ったら大間違い。晴れていても、暖かくても行きたくない朝がある。
ほとんどの日は行きたい気満々。私がキッチンに立とうが、トイレに行こうが、散歩の時間になったらウキウキそわそわ 、尻尾はブンブン、散歩に行きたい気100%。私ここにいます、ここにいます!と、とにかく上目遣いで目を合わしてくる。
天気が悪かったり、急に寒くなった朝などは 散歩への積極度が半分くらいに下がる。持ち場から動きもせずに視線だけ送ってくる。多分彼女の気持ちはこうだ。
散歩?行ってあげてもいいけどー。 散歩に行きたい気50%。
そして、何があったか、全く散歩に向かいたくない気持ちの朝が急に来る。洋服を用意しようが、ハーネスを装着させようが、動く気配がない。
散歩って何ですか? 散歩に行きたい気0%。
前の夜までは楽しく過ごしたのに。↓前の日の再現。
何があったのか。
どうしてそうなのか。そして、
抱いて外まで連れ出すと、今度はそれなりに楽しく散歩する。
理解できたと思ったのは行動だけで、私の思い上がりだったのか、気持ちや原因まではまだまだみたいだ。引き続き観察していこうと思う。
人間もワンコも女の気持ちは掴みにくい。
パーセンテージということで、思い出したものがある。それは映画を観るときに、過激なシーンが含まれているという作品には、年齢制限がかけられていること。私はいい歳の大人なので そんなレイティングはどうでもいいんだけど、全く予測もしなかったシーンで犬猫が痛い目に遭うのを観るのが辛い。
パニック映画で家族と逸れる、サスペンス映画で主人公を困らせるために攫われる、ホラー映画で人より先に襲われる、オカルト映画で悪魔に乗り移られる、・・・・・・。ああ、話の筋に必要なら仕方ない、だけど先に知らせておいて欲しい。
心構えがいつも出来ていない。
またできることならば、エンドロールで、劇中で死んだ動物たちが ちゃんと生きている撮影後の映像とか、CGでしたー、とか そういうのあると、気持ちよく映画館を後にできるのにな。
映画上映企画の方々、動物が不幸に遭うシーンがあるなら、事前に観る辛さをパーセンテージで表してくれたらありがたい。
よろしくお願いします。
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