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犬を巡る環境 in San Francisco.

 私は今サンフランシスコに住んでいます。キャバリア キングチャールズ スパニエル(12歳)と一緒です。2年前に引っ越してきました。

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 サンフランシスコは犬に優しい街です。ほとんどの人が動物に寛容で、それをはっきりと表してくれるのも嬉しいです。散歩してるとすれ違いざまに『SO CUTE!』 『BEAUTIFUL DOG! 』とか。

 一度、遠くから とても大袈裟に『君にハートを射抜かれた!』みたいなアピローチをしている男性がいて、おいおい、こっちは既婚者だよ、まいったなあ、と照れながら歩いていったら、まさかの私の犬目当てでしたー!やば。

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 渡米してまず、SF ANIMAL CARE & CONTROL行って、この仔はうちの子です、いう証明書をもらいました。監察札をもらい、登録してもらうと、迷子になったりして、見つかれば連絡が来ます。そしてペット保険に入り、次に近所の獣医に行って健康診断。サンフランシスコは女性用の美容室よりペット関連の病院が目立ちます。

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 ここではドライアイのケア、ワクチン、腫瘍の摘出手術などお世話になっています。先生たちがとても良い人で安心できます。一度、私の犬を散歩させすぎて、ぐったりさせてしまった事がありました。慌てて、病院に連れて行ったのですが、余りの心配に私が泣いてしまって、、、次の瞬間、獣医さんがハグしてくれました。驚!

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 ただ、高い!これはペット医療に限ることではないサンフランシスコですが、とても高い!東京の約5倍くらい。保険に入ってなかったら、ほぼ死亡します。

 小型犬の場合、定期的に肛門絞りをしないといけないんですが、東京では毎月の検診の時に獣医さんがおまけでしてくれていたので、まかせっぱなしでした。ですがここはサンフランシスコ、勝手が違います。多分有料だろうなーと思い、ここは 肛門絞りをお願いしながら『見せて教えてください』とオーダー。次からは自分でしようと。

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 来ましたよ、肛門絞りのプロが(確かではない笑)それも二人!。小型犬の肛門絞りに二人!二人とも髪も纏めて、手袋して完全防備。一人が尻尾持ち上げて、きゅきゅっと10秒、終了 40ドル!(4300円)後ろの男性は何もしていない!

 なので、ペット持ちのみなさん、サンフランシスコに引っ越したら、まずペット保険に入りましょう。

 住んでいてだんだん分かったことは、サービスドッグ(この仔が居なきゃ精神的にダメっていう証明をもらう)に認定されてなくても、大体のところは入店を許されています。もちろん人間の病院なんかはダメですが、バスや地下鉄、スーパーなんかは散歩のついでみたいな感じです。

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 最初に気がついたのはスーパーで空のカートの下の段になんかの毛皮を見つけた時、なんだろう、なんだろうと見ていたら、

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ワンコでした!

 これを見てから、スーパーに行くときは、入店時に袋に入れて一緒に行くようになりました。

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 レジの人も『あらーかわい子ちゃん』と褒めてくれたりします。単にコーヒを買う時は全く問題ないみたいです。

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 ただ一応、人がいるところなので、座って飲む場合は必ず、カゴや袋に入れて、犬が人間が座るところには直には触れないようにしています。

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かなり収まりがいいです。

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ギリギリセーフ。

 一度、高級フレンチで老夫婦がトイプーを連れて、食事をしていました。間の席に椅子を置いて、ヴィトンのバッグの上にトイプー。

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こんなところまで連れて来れるのか、すごいぞ、サンフランシスコ!

 またホームレスピープルもよく犬を連れています。自分の身なりは汚いが(失礼!)犬の世話は本当によくやっていて、可愛がってるのがわかります。

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 犬が幸せそうでなんだか泣きたくなります。泣きそうになることがまだまだあって、東京に住んでいる時よりも、はるかに多く障害を持った犬たちを目にするからです。だけどそれは不憫に思うからだけではなく、

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3本脚の仔。元気いっぱいです。シベリアンハスキーのミックスの仔は片方の耳と目がありません。学校帰りに会った仔は片目と両方の後ろ脚が半分ありませんでした。けれど、どの仔も穏やかで愛されているのがよくわかりました。サンフランシスコにはそういう仔を含み、家がない犬や猫を支援している団体やボランティアの方が本当にたくさんいます。動物に優しい、サンフランシスコなんです!

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 一度、この格好でスーパーの入店を断られました。カゴを持っていくのを忘れて、持っていた適当なレジ袋に慌てて入れちゃいました。もしかしたら、衛生の問題ではなくて、愛護に反するように見えたのかも!

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