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2024リトアニア〜生姜&サツマイモの二年目の結果と今後について〜 2024.9.21-29

Labas:)
気づいたら9月の末になり、もう秋そしてすぐ冬ですね。
この半年間noteに書き続けてきた生姜とサツマイモの奮闘記もいよいよ最終章です。
ずっと読んでくださった方、お付き合いありがとうございます。

さて、早速ですが成果についてお伝えしますね。
【リトアニアの北の地域】【リトアニアの首都の畑】の2つを比べながら報告します。
結論からお伝えすると、
今年は露地栽培のみ行い、畑の土質違いでの成長率を確認することができました。
生姜、サツマイモともに成長率はまだまだですが
路地で大きくなってくれたことは個人的にはかなり大きな進歩です。
そして、もう少し温度が欲しい&更に良い土が欲しい&勉強が必要だと痛感する二年目でした。

◆生姜◆


【リトアニアの北の地域】
生姜は、去年の2倍ほどの成長量から2.5~3倍手前の成長量になっていました。

今年2024年【露地栽培】北の畑
去年2023年【ハウス栽培】南の畑

分かりにくいとは思うのですが、種生姜のサイズ感と比べて
今年は3倍手前までの成長を見せてくれました。
また去年のハウス栽培の温暖な環境でなく、
今年は路地の自然そのままの環境で成長してくれた
ことは大きいです。
北の畑は森の恵みが豊富な川の側だったため、通常よりは良い成長を見せてくれたと思っております。
ちなみに首都近くの畑はほぼ成長しておらずでした。
土質の違いによる成長率を感じます。

◆サツマイモ◆

結論からお伝えすると
こちらは首都ビリニュス近くの畑でのほうが成長率は良かったです。

今年2024年【露地栽培】首都ビリニュス近くの畑
今年2024年【露地栽培】首都ビリニュス近くの畑
小さい芋も多いものの、沢山採れました。
生姜は小さい、、、
今年2024年【露地栽培】北の畑。
小ぶり芋たちばかり、、、
去年2023年【ハウス栽培】南の畑

写真の結果からみると、
去年のハウス栽培ではかなり立派な芋がとれてたことがわかります。
ですが、去年は露地栽培で大きくならず
今年露地栽培でも育ってくれたのは有難いです。

今年の2つの畑を比較して面白いのが、
サツマイモ
【肥沃な土壌での栽培→葉っぱは元気よく育っていたものの、あまり成長してない。】
【少し痩せてる土壌→葉っぱにそこまで元気を感じなくても、芋自体は成長している】
という、サツマイモが痩せてる土壌のほうが好むのがよく分かる結果でした。基本的には欧州は痩せてる土壌が多いので、この結果は大事なものです。

◆総括◆
まだまだ課題はあるものの、
お互い成長してくれたのは大きな収穫です。
一番は【土質】だと痛感する二年目の結果でした。
アジア圏のような肥沃な土壌へどう改良するかが大きな課題だなと。
気温ですが、日々記録していたところ
地球温暖化の影響で日本とあまり大きく差はなく、温かい期間が少し短いくらいだと感じています。
ですが、促進栽培【ポット栽培】等でその期間分を補填することもできると分かったのも収穫です。
そして
お互い異なる成長性質を持つ生姜(肥沃な土壌が好き)⇔サツマイモ(痩せた土壌が好き)を同じ場所で試すことで
どちらが適正なのか試すことができたのも大きかったです。

栽培テストはこれにて終わりますが、帰国して力をつけ
機会があればまた挑戦したいとは思っています。肥沃な土壌を持つウクライナでいつか試したい。
ただメインではなく、あくまで+αで。
この先は僕の得意分野である商品開発を活かして、生姜の名産地高知県から欧州へ【美味しい生姜で笑顔にする】という目標のもと進めていきます。

長々とお付き合いくださり本当にありがとうございました。
メモ程度に書いていましたが、楽しんでくだされば何よりです。
この先も色々書いていきますのでよければお付き合いください。

それではまた!
IKI:)


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