見出し画像

7インチ盤専門店雑記443「ニルソンはお好き?」

ニルソン、個人的には1つのアルバムに1つ2つ好きな曲がある程度で、特別思い入れがあるアーティストというわけではありません。ただ洋楽を聴き始めて間もなく「ウィザウト・ユー」の大ヒットがありましたから、もの凄く深い部分で脳ミソに染みついております。今回お客様からお問い合わせがありましたので、あらためて自宅のレコードラックをガサゴソ、パタパタとやってみたところ、もう少しあったような気もするんですけど、まとまった数のアルバムが出てきましたので、ご紹介しておきます。

別ジャケもある「Aerial Ballet」(1968)
「Harry」(1969)
またも別ジャケがある
「Nilsson Sings Newman」(1970)
サントラでもある「The Point !」(1970)
大ヒット・アルバム「Nilsson Schmilsson」(1971)
「A Little Touch Of Schmilsson In The Night」(1973)
リンゴ・スターと一緒に作った映画のサントラ「Son Of Dracula」(1974)
変型ジャケの内側はこんなです
ジョン・レノンと一緒に作った「Pussy Cats」(1974)
「Duit On Mon Dei」(1975)
「Sandman」(1976)
「Samdman」の裏ジャケ、
以前むらたぬきさんがジャケトークで語っておりましたな…
「Knnillssonn」(1977)
ベスト盤です
「真夜中のカーボーイ Midnight Cowboy OST」(1969)

大ヒット「うわさの男」はアルバム「Aerial Ballet」収録のカヴァー曲ですが、映画「真夜中のカーボーイ」に使われて人気が出ます。「ウィザウト・ユー」はバッドフィンガーのカヴァーですから、2大ヒットが両方ともカヴァー曲なんですけど、スリー・ドッグ・ナイトがカヴァーした「ワン」は彼の曲だったりします。

彼は1994年に糖尿病の療養中に心不全で亡くなっております。享年52歳。アメリカ人ですが、リンゴ・スターやジョン・レノンの仲良しです。特にアルバム「Pussy Cats」の冒頭に収録されている「Many Rivers To Cross」は、ジョン・レノンのイチバン好きなヴォーカルだったりします。現時点での評価がどれほどのものかは知り得ないですが、ビートルズ・マニアはスルーできない要注意人物です。

また7インチ盤専門店的には非常に玉数が少ないので、難関ではあります。でも「ウィザウト・ユー」と「うわさの男」の2曲がマストで、他はいいかもという扱いが一般的とも思います。

大ヒット「ウィザウト・ユー」
「ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー」
「うわさの男 Everybody’s Talkin'」

余談ですが、この最後に掲載した「うわさの男」は、ヘッダー写真のゴールド・スタンダード・シリーズと同じカップリングですが、番号は取り直してあるものの、「うわさの男」はSide2に入っております。同じスタンパーを使ったんですかね?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?