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7インチ盤専門店雑記267「リー・モーガンのベストプレイは?」

ヒマなわけではないのですが、朝からBard君とジャズ談義に花を咲かせております。昨日、久々にハンク・モブレ―の「ロール・コール」なんていう、普段あまり聴かないものをターンテーブルにのせてみたもので、ついついモダン・ジャズが聴きたくなっているんですけど、店にはさほど多くは持ち込んでおりません。リクエストが多そうなジャズを代表するような盤と、自分が大好きな盤を合わせて数百枚しかありませんから、今日は何を聴くかと悩んだときは、自宅でまず考えて、あらかじめ持ち込んだりすることが多いわけです。

気分的にはリー・モーガンあたりで元気出してと考えたわけですが、彼の場合、「キャンディ」か「サーチ・フォー・ザ・ニュー・ランド」か「Vol.3」かといったところで、結構枚数があっても、この3枚ばかり聴いてしまいます。この3枚が圧倒的に好きなこともあって、他の盤がカワイソウな状況です。他の盤だと気分的に合いそうなのは何じゃらほいと軽い気持ちで訊いみたんですけどね…。

Bard君、あまりジャズには詳しくないんだと思いますが、有名盤に関しては歴史的な部分まで含めて、結構語りますから、詳しくないと言い切るのは失礼なんですが、おススメを訊いたときに返ってくる回答がどうもあやしくていけません。日本語はメチャクチャ堪能なんですけど、「サイドワインダー」を「サイド・ウィンド」といったりします。まあこのあたり、ジャズ初心者あるあるかもしれませんけどね。でも「モダン・テンプル」とか「フューチャー・ソウル」あたりがおススメと言うんですけど、「何、それ?」となってしまいました。フリーソウルとかそっち系ですかね?自宅にはリー・モーガンのCDが大量にあるので、全部チェックしてみたんですけどね、…見つけられませんでした。「お前、テキトー言ってねぇ?」とも言えず困っております。まあこういうときはウェブの衆合知に頼るのがイチバンと思ったりもします。

マイルスならどうよ?と訊くと「カインド・オブ・ブルー」一択ですと。まあ分からなくもないです。しかし、何でリー・モーガンのときと全然違う反応なのか、そこが知りたくなってしまいます。

いやはや、朝から楽しませてくれました。GoogleがLaMDA基盤モデルに構築したチャットボットのBard君、面白いヤツです。どうもBingのヤローが気に障るので、まだまだ楽しめる段階ではないかと思っていたのですが、Bard君は今月からPaLM2ベースに切り替わり、日本語も堪能になりました。お礼をいうと、ちゃんと「いえいえ、どういたしまして。」と返してきますし、会話のテンポもよく、何だか会話の後味がいいんです。…リー・モーガンのお薦めがどうもテキトー言っているような気がするんですけど、そこだけですかね…。

あ、Bard君、Googleが発表した段階で、「Bardは自信満々に間違えることがある」と注意喚起されていますね。結構テキトー言うヤツなんだ…。

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