見出し画像

7インチ盤専門店雑記681「U2はお好き?」

ちょうど一年前、U2の「I Will Follow」に関する記事を書いております。U2の、というか、ボノの拘りについて書いたものですが、自分の中では忘れられないnoteの記事だったりします。

その後、修正も兼ねてU2に関する記事を書き続けておりますから、涼しくなってきていたのでしょうか。夏にU2は聴けないというか、聴きたくならないですよね。…私だけですか?どうしても寒い音がするので、夏はダメですね…。

来月のイベントがポリスとU2を中心にかけるものなので、選曲というレベルではないものの、何をかけようかと考えております。どうしても定番曲ばかりかけている気がします。「New Years Day」とか、「Desire」とか…。そう考えたとき、フツーに7インチ・シングルでかけることを前提でこれまでやっておりましたが、特集するとなると、どのヴァージョンをかけるかで迷うかなと思わなくもないわけです。12インチのリミックス盤とか、いろいろありますからね。

例えば、ダブ音源とかもあります。いくら長めに時間を割けると言っても、聴き比べとかはつまらないですかね…。

かけるべき曲はいっぱいありますので、どのみち時間は足りなくなりそうですけど、楽曲のクオリティも録音レベルも高い曲ばかりですから、楽しく悩むことになりそうです。

一方であまりそそられないのが、↑ これらの盤です。お店でリクエストも入りませんから、自宅保管となっております。左側の「ソングス・オブ・イノセンス」はiTunesの無料先行配信で問題になった盤ですから、話題性はあるんですけどね。シングル「The Miracle (Of Joey Ramone)」は、ウチのイベントでかけてもいいかも知れません。

レコ屋が主催するアナログ・サウンドを楽しむイベントですから、「Rattle And Hum」までで十分かとも思いますが、個人的には結構しっかりフォローしてきましたから、レア度の高い盤もあることはあります。その一方で、U2がお好きな方は多いわけで、つまりは売れ線ですから、気をつけないとまたイベント直前で売れてしまったということになりかねません。

イベントのチラシは、だいたいどの辺の音源をかけるかを示すために、レコード・ジャケットを並べたものが多いのですが、そのスタイルで告知すると「コレ、あるんですか?」とお買い求めにいらっしゃるお客様も呼び寄せてしまうことになるようです。毎度毎度、かけようとしている盤が直前に売れるわけだと、今頃納得していたりします。…ウェブの影響力を軽く見ていて失敗する典型ですね。

U2といえば、アナログだけで語るべきではないアーティストですよね。もとは曲が良くて飛びついた連中ですが、ウェブの時代になっても独特のスタンスで確たる地位を築いております。社会問題に関する発言も多く、歌詞もしっかり読み込むべき連中です。

レコードやラジオなどのヒット・チャートが入り口で曲を知る時代ではなくなって久しいわけですが、2017年の「Songs Of Experience」収録の「The Blackout」なんかも紹介したくなっております。アルバムを購入したとかではなく、まず映像で入ってきた曲ですから、そういう感覚でお客様にもシェアしたくなってしまいます。アタマの中では80年代限定と勝手に絞っておりますが、ポリスの3人もU2も活動歴が結構長くなりましたから、…猛烈な関連楽曲の山と格闘することになりますね。滅茶苦茶選曲に苦労しそうなテーマかもしれません…。

イベントの告知開始はまだ3週間ほど先ですが、先週のイベントにご参加くださった方が10名ほどお申し込みなので、空席は極わずかです。…さあ、どうしましょ。この先しばらくは、黙々とポリス&U2の音源を聴き込むしかありませんかね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?