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7インチ盤専門店雑記403「ロックン・ソウル?」

ホール&オーツの「ロックン・ソウル Bigger Than Both Of Us」のご予約が入っておりまして、自宅にあった盤を店に持ち込みました。私はこのアルバムの邦題を知りませんで、「ロックン・ソウル」といえば、そんなタイトルのベスト盤があったなということで、赤と黄色のアレを持ち込んでおりましたが、違いました。Mさん、ゴメンナサイ。ホール&オーツは当然ながら初期の盤がレアでして、76年あたりから突然売れますから、それ以前はお宝状態です。リクエストが入るのは80sのシングル曲がほとんどですから、「赤い断層」以前の盤は店には置いておりませんでした。…危ないですからね。

このアルバムに関しては、今だけ英米日3種が揃っておりますから、よっしーさんを見倣って聴き比べでもしてみようかと思いましたが、どうも要領を得ません。みんな同じように聴こえてしまいます。国内盤が気持ち大人しい鳴りかな…。やはり私はオーディオ趣味人ではないようです。

せっかくですから各国盤のレーベルを載せておきます。

日本盤
英国プレスのインターナショナル盤
米国盤

大好きな盤なのでめちゃくちゃ聴いておりますから、最初に買った米国盤は状態がイマイチかと思ったらピカピカです。どうもカセットテープに録音していっぱい聴いたようです。そういう時代だったと思います。3枚ともピカピカです。

今ならどうしても7インチ盤で聴くことに意識が行ってしまいます。1976年という転機にリリースされたアルバムですが、この年のシングルは「サラ・スマイル」がビルボード4位の大ヒット、それを受けて「シーズ・ゴーン」が再リリースされ、これも7位の大ヒットとなりました。その後このアルバムのリリースです。

ファースト・シングルはバラード・ヒットが続いたので3匹目を狙ったか「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント」、39位どまりでした。アルバムの中では最も好きな曲ですが、これがファースト・シングルというのは渋すぎでしょう。

年が明けてセカンド・シングルが「リッチ・ガール」、これが見事ナンバー・ワン・ヒットとなりました。ジャケット・デザインのイメージが強いのか、リビングルームとかで眼の前で歌っているようなヴォーカルの録り方が斬新でした。

続くサード・シングルはソウルフルな「バック・トゥゲザー・アゲイン」、黒さ全開の名曲です。この曲も実は28位と健闘しておりました。ギターのカッティングとベースが好きでした。

シングル曲以外では、B面の1曲目「London Luck & Love」という曲がありまして、それだけで英国盤を探したりしたものでした。こちらはベースが大好きでしたが、ギターは弾き過ぎの感がありまして、どうにも…。この曲、サラさんも作曲者のクレジットに名を連ねておりましてね。ちょいと歌詞も気になってしまいます。


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