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7インチ盤専門店雑記108「孤独の旅路」

ニール・ヤングの「ハート・オブ・ゴールド」です。12月に50周年記念盤がリリースされるのだとか。この鼻声オヤジ、全面肯定もしませんが、全面否定もしません。何曲か好きな曲があるという程度です。それでも、この曲は、自分を音楽好きにしてくれた曲の一つかも知れません。ヒットした当時から、憶え易いメロディと特徴ある声で、子供心をぐわっしり掴みました。でもしばらくは他に好きな曲がなくて、あれ一曲だけのお付き合いかと思っていたものの、「ヘイ・ヘイ・マイ・マイ」が出て、ああやっぱり好きかもとなったりしたのですが、その程度ですから、特別好きなアーティストというわけでもありません。…でもこの曲はやはり好きですね。

何かなあ、吉田拓郎「旅の宿」と重なってしまうんですよね。アルバム「ハーヴェスト」のジャケットの紙質が非常によくて、大好きなんですけど、シングル盤もいい感じの紙質なんです。吉田拓郎も同じでしてね。時期も時期だけに、何だかイメージも重なるというわけです。意味もなく好きで、シングル盤を見つければ買うようなことをしておりましたから、それなりに枚数が溜まりましたけど、ニール・ヤングは何枚か売れたものの、吉田拓郎は1枚しか売れたことがありません。…吉田拓郎、過剰在庫抱えてます。

とにかく、この人も歌詞が重要なアーティストなんでしょうけど、ハーヴェスト収録曲に関しては、演奏面や音質が気になるものもありまして、やはりニール・ヤングの全アルバムの中で、最も好きな一枚です。「アラバマ」のギターはCSNYの「オハイオ」に通ずるものがあって、もっとこの手のギター・サウンドが聴きたかったなぁと思わせるものです。また、「ワーズ」のイントロのギターとピアノの音が好きでしてね。曲自体もう少し短かったらいいのにな…。

「ヘイ・ヘイ・マイ・マイ」はラジオでかけたこともありまして、大好きです。スピーカーを傷めそうで、大音量で聴くことはあまりしませんけどね…。



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