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7インチ盤専門店雑記318「スカで元気!」

相変わらず、高齢社会のモチベーション的な、元気が出る曲はないかと聴き漁っております。イベント当日までやっていたらおバカだと思いますが、できるだけイベント内容は皆さんが楽しめるものにしたいではありませんか。

それにしてもブルース・スプリングスティーンの「ボーン・トゥ・ラン」は何故にああ元気が出るのでしょう。歌詞ももちろんアグレッシブで元気が出るものですが、Eストリート・バンドと一緒に演奏しているライヴ・シーンが妙に煽ってきます。ただお分かりいただけると思いますが、思い切り熱いので、このクソ暑い夏に聴く気になるかというところが気にかかります。

ナサニエル・レイトリフというおっさんをご存知でしょうか。The Night Sweats = 夜汗 という、何とも暑苦しい名前のバンドを率いております。結局のところ、コロラド州デンヴァ―をベースとしたローカル・アーティストと言ってしまうと言いすぎでしょうか、アルバムはリリースすれば結構売れます。この人もブルース・スプリングスティーン同様ハートランド系ですが、もう少し軽いノリというか、シンドイ日常を笑い飛ばしてしまうような歌詞が多く、結構気に入っております。

まあ、そういう意味では、パンク/ニュー・ウェイヴも聴くと元気が出るような曲はありますし、陽気なジャマイカあたりの曲もいけるのでしょうか。個人的にはレゲエで元気が出ると思ったことはありません。どうしても貧困やらのシンドさを歌ったものや、政情不安定だった時代の体制批判的な歌詞もありますから、あまり元気になるというものでもないなと思ってしまいます。

一方で、スカ・ビートはその辺のことはあまり引きずってない印象ですから、マッドネスやスペシャルズあたりは、80sの陽気な空気感とも相俟っていけるクチかもしれません。スカと言えば、スカ・パンクのインターラプターズもおりますから、そちらで取り上げますかね?昨年あたりかなりハマっておりまして、コロナの不安極まりない日々、随分元気づけられました。

この際、歌詞は置いといて、という気がしています。結局自分が元気で頑張っていた頃によく聴いていた曲がイチバン元気が出る曲という物言いでは、最初から歌詞云々ではないということを前提にしていましたね。失礼いたしました。

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