見出し画像

7インチ盤専門店雑記428「マッカートニーのレアなところ」

繰り返しになりますが、ビートルズにはあまり思い入れが強くありません。一方でポール・マッカートニーは好きで、10代の頃に聴いたウィングスの音源などは、普通以上に思い入れはあります。noteで取り上げる頻度も高めになります。

このnoteで何か書くとそれなりのリアクションをいただくわけで、今回は「レアなところはありませんよね」などといった念押しをされてしまいました。7インチ盤専門店と言いつつ、最近LPも売ってますからね。そもそも、ビートルズ関連で「レアなところ」といえば、ブッチャー云々とかなんでしょうけど、あんな何十万円もするようなものに手を出すわけありません。でもポール・マッカートニーって、シングルをいろいろな形態でリリースしてくれる人でしたね…。

1980年代、アナログレコードに関しては、氷河期に入る前の最終期、高音質な盤がいっぱいリリースされました。その中でもオーディオ的に面白いといえば、12インチ・シングルだったのではないでしょうか。45回転で大きいのをぶん回すのはなかなかに快感でした。33 1/3回転のものでも、ゆとりを持って溝を刻むので、LPよりは高音質だったりします。ポール・マッカートニーも結構リリースしてくれました。12インチ・シングルなら、「レアなところ」が少しはあるかもです。個人的にレアかなと思われる辺りを以下に掲載しておきます。

「Take It Away」(1982.07.)
2nd Single from 「Tug Of War」
「Press」(1986.07.)
1st Single from 「Press To Play」
「Pretty Little Head」(1986.10.)
2nd Single from 「Press To Play」
「Once Upon A Long Ago」(1987.11.)
アルバム未収録曲
「My Brave Face」(1989.05.)
1st Single from 「Flowers In The Dirt」
「This One」(1989.07.)
2nd Single from 「Flowers In The Dirt」
「Figure Of Eight」(1989.11.)
3rd Single from 「Flowers In The Dirt」
「Figure Of Eight」の裏面はエッチングでした

実のところ、ポール・マッカートニーに関しては、レア・グッズ的なシェイプド・レコードもいっぱいありまして、集めきれません。いずれも数量限定発売なのでしょうから、コレクター泣かせな人です。…ハマっている方は楽しいでしょうけどね。ピクチャー・レコードなどもいっぱいありますからね。

「No More Lonely Nights」Picture Disc
「No More Lonely Nights」Picture Disc (Side B)
Shaped Disc…「We All Stand Together」&「Dance Tonight」

コレクターではありませんから、あまり熱心に集めてはおりませんが、12インチ・シングルなどはやはりオーディオ・イベントで鳴らしたりするには面白いものでしょうから、案外貴重かもしれません。とりわけ、「フラワーズ・イン・ザ・ダート」からの3枚のシングルは、1989年という時期からしても、アナログ盤はレアですからね。1987年のアルバム未収録曲というのも貴重でしょうね。…でも、この辺を含め、ビートルズ関連の多くは売りに出しておりません。…やはり7インチ盤専門店ですからね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?