7インチ盤専門店雑記585「Bad Medicine」
ボン・ジョヴィさんです。何と久々新譜が出るそうで、メデタイですな。ジョン・ボン・ジョヴィはJBJ Soul Kitchenというカフェを運営しておりまして、そこを使っていろいろ社会貢献活動とかに取り組んでおりまして、好印象をもっております。ホームレスや低所得者の支援が主目的のようですが、YouTubeとかを観ていると、いろいろ情報が出てきます。…いい人です。
メニューには金額が書いてなくて、お好きな額を支払うシステムです。皆さんかなり多めに支払って行くようですね。…一方で支払えない人は皿洗いでということもできるようで、ジョンも時々皿洗いをしているというので驚きです。…いいですね。長年のファンがここに行くんだというSNSの書き込みをしていたりすると、サプライズでジョンがお料理を持ってきたりするそうで、なかなか楽しいイタズラですね。
さて、ヘッダー写真は1988年の最大ヒット「バッド・メディシン」の7インチ盤です。1988年ということで超レア盤です。しかもこれ、通常盤です。1988年の7インチ盤はほぼ全数が見本盤でして、通常盤の方が珍しいくらいです。ファンクラブを通して予約していたということでしょうか?レコードショップでも予約はできたかと思いますが、…どうでしょうね。まあこの期に及んでアナログですかと言われそうな時期ですからね。
さて、もう一枚ありまして、こちらは見本盤です。昨日に引き続き、2枚あれば聴き比べしたくなるもの、でもさすがにプレス枚数も少ないですし、スタンパーも同じだろうと思い、遊び半分で針を下ろしたところ、…違いますねぇ。…noteでわざわざ書くのは、音が違ったからなんですけどね。
まさかと思いつつ、外袋ごとキッチンスケールにのせたところ、通常盤が46.1g、見本盤が52.3g、驚いて盤とスリーヴを取り出してみたところ、笑い話にもなりませんが、 ↓ こんなチラシが見本盤の方から出てきました。
デフ・レパードの宣材ですねぇ…。ボン・ジョヴィとデフ・レパードの両方を抱えていたとは、日本フォノグラムさん、楽しい時を過ごされましたね。見本盤と一緒に渡したものでしょうか。具体的な日付等が入っているので、実は貴重な資料だったりします。
さて、キッチンペーパーを敷いて盤を直接計測したところ、通常盤が35.0g、見本盤は35.4gでした。以前にキム・カーンズの「ベティ・デイヴィスの瞳」の初期盤は重量が随分違うということをご紹介しましたが、今回は個体差/誤差程度ですねぇ。それでもイントロだけを繰り返し取り換えながら聴いてみると、意外に鳴りが違うので面白かったりします。アナログ盤は奥が深いです。…あ、ちなみに、マトリクス部分を見ると、スタンパーのジェネレーションが異なっております。…やっぱり、というヤツですね。
んま、フツーのロックのイベントでかけるか思案中ですが、時間に余裕があればかけますかねぇ…。これまで余裕があったことは一度もございませんが…、もう何回かかけてますしね。