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7インチ盤専門店雑記347「ナポレオン・ソロ」

9月25日にデヴィッド・マッカラムが90歳で亡くなられました。合掌。少し前から、彼について書こうかなと思って、7インチ盤が何枚かまとめて取り出してあったのですが、まさか訃報が飛び込んでくるとは…。残念でした、間に合いませんでした。

ナポレオン・ソロ、すなわち「The Man from U.N.C.L.E.」が大好きだったんです。このテレビドラマ、アメリカのNBC系列で1964年から68年まで流されていたということで、私的には4歳から8歳の頃、リアルタイムで観たものではありません。再放送でしょう。でも妙によく憶えています。「軽妙洒脱」という言葉があまりにもよく似合うナポレオン・ソロとイリヤ・クリアキンの会話、アメリカン・ジョークと言うのでしょうか、子どもながらに憧れました。あまり会話が得意な子どもではありませんでしたからね。

ナポレオン・ソロよりもイリヤの方が好きと言う人間が周囲には多かったように記憶しておりまして、おそらく自分もそうだったんです。脇役のはずが、途中から2人が主役のようになっていったと思います。Wikipediaにも、元々は「The Man from~」と単数だったが…というようなことも書かれており、イリヤの魅力がどんどん増していったことは共通認識だったようです。なんか脳ミソがいっぱい詰まってそうな容貌にも憧れていたかもしれません。とにかく好きな俳優さんでした。

ネイビー犯罪捜査班のダッキー(ドナルド・マラ―ド博士)という当たり役も2000年代にはあったようで、晩年まで結構ご活躍だったようです。…自分の中ではナポレオン・ソロのイリヤでしかないんですけどね。多分、ロバート・ヴォーンのナポレオン・ソロは、あまり日本人にウケるキャラではなかったような記憶もありましてね…。

余談ですが、ナポレオン・ソロのテーマソングをやっていたザ・クリー・シェイズというインスト・グループがおりまして、ビートルズ登場前のサーフ・ミュージックのブームと時期を同じくし、インスト系で相当の人気を誇った連中のようです。…如何せん、生まれてはおりますが、リアルタイムで聴いたものではありませんから、後々遡って知ったものです。どうしても、「…ようです。」という物言いになってしまいます。

彼らの「太陽にキッス」という曲の7インチ盤が手元にありまして、これが妙に好きでしてね。スリーヴのお写真もお洒落ですよね。昔のファッション雑誌の表紙のようなというイメージです。ファッション雑誌を手にしたことはありませんけど…。ギターも妙にかわいくて好きなんですよねぇ。「ヴェトナム戦争が始まる前って、いい時代だったのかな」などと考えてしまうんですけどね…。

ちなみに、クリー・シェイズの「太陽にキッス」はYouTubeとかには音源がありませんでした、残念。

全然関係ないんですけど、昔の洋物テレビドラマとか、好きだったなぁなどと懐かしくなって、↓ こんなのも聴いてしまいました。…懐かしいです。

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