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7インチ盤専門店雑記202「plays The Beatles」

ブラッド・メルドーのビートルズ曲集「Your Mother Should Know」です。…横断歩道なんですかね。…「アビーロード」ですかね。面白いですねぇ、このジャケは。いやはや、センスの問題なのか、ちょっと私のセンスでは出てこない類です。

この盤、世に数多あるビートルズ曲集の中で極左に位置するようです。カフェで流していて、ビートルズの曲だと気がつく方がどれくらいいらっしゃいますかね?如何せんピアノ・ソロですからね。しかもジャズとは言い難い程度にポップなアレンジでやってらっしゃいます。先週の土曜日にご夫婦でいらした方、旦那さんは気がついていたみたいでしたね。調理でバタバタだったのでお話しできなかったのですが、ジャケットを見て、頷いていらしたので…。

この盤、サブ・タイトルとして「plays The Beatles」と書いてあります。書いてありますが、何故か「Life on Mars?」もやっております。デヴィッド・ボウイのアレです。何故ここに収録したのやら…。それにしても渋い選曲です。

「I Am The Walrus」「Your Mother Should Know」「I Saw Her Standing There」「For No One」「Baby's In Black」「She Said She Said」「Here, There And Everywhere」「If I Needed Someone」「Maxwell's Silver Hammer」「Golden Slumbers」「Life on Mars?」という11曲、納得いきますか、この選曲?

昨年リリースの「Jacob's Ladder」がプログレ・ジャズとかいわれましたが、個人的には非常に気に入り、年間のTop3に入れるほど愛聴しております。ここしばらくのブラッド・メルドーくんのアルバムの中でもダントツ気に入っております。…が、しかし、今回はどうもダメみたいです。ソロだからなのでしょうか?音質まで気に入りません。しばらく繰り返し聴くしかないとは思いますが、これまで概ね一定以上の評価をつけてきましたが、今回ばかりはダメかもしれません。…いい悪いではなく、好き嫌いのはなしですけどね。

こういうのって、本当に難しいですね。その時期何をよく聴いていたかにも左右されそうな気もします。最近はジャズ系では「Watkins At Large」とか「A Love Supureme」あたり、それでもなければGo Go Penguinあたりですから、影響は小さいように思います。強いて言えば、最近アンサンブル中心に聴いているようなんです。ラリー・グレナディアのソロもイマイチ受け付けなかったので、ソロものがアカンのかなって思ったりしています。実に残念です。


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