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記事一覧

【レオニーに花束を】1話

戦時中の1942年、山田真子は東京都三鷹市に生まれた。 郊外の三鷹市では、それほど爆弾が落ち…

銀河魁人
4年前
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【レオニーに花束を】プロローグ

小学校2年生の夏休み、僕は初めて自転車に乗れるようになった。 自転車に乗れるようになった翌…

銀河魁人
4年前
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【眠れない夜】第9章 2008年 再会

「そんなことありましたね~。」 阿部美香は、僕が勧めた焼酎の緑茶割を飲みながら上機嫌だ。…

銀河魁人
4年前
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【眠れない夜】第8章 1998年 接吻

3学期は短い。この時ほど、3学期の短さを嘆いたときはなかった。2月に入ると、卒業式は目の前…

銀河魁人
4年前

【眠れない夜】第7章 2008年 逮捕

「え、本当ですか!?みさとが・・・。」 僕は朝目覚めると、井上刑事からの着信がたくさん入…

銀河魁人
4年前

【眠れない夜】第6章 1997年 進展

眼を開けると、明るい蛍光灯の光がまぶしかった。知らない顔が二つ僕を覗き込んでいる。ぼくは…

銀河魁人
4年前

【眠れない夜】第5章 2008年 容疑

「現場に行かなくていい!!一回会社に戻ってこい!!」 社長が電話にでた。 「じゃあ、現場どうするんですか?」 「他の奴行かせるから、早く会社に帰ってこい!!」 ドスの聞いた声が携帯のから響いてくる。この声を聞くだけで気分が滅入ってくる。 しょうがなく、地下鉄におりて会社に向かった。 1階に外資系のカフェがあって、その上の階はすべて事務所のオフィスビル。ここの6人乗りの小さいエレベーターに乗り込み、6階で降りると僕の働く会社はある。 事務所には同僚が一人と事務員と社長、

【眠れない夜】第4章 1997年 終演

とうとう、クリスマス公演の日がやってきた。この日の為に2ヶ月間僕たちは準備してきたのだ。 …

銀河魁人
4年前

【眠れない夜】第3章 2008年 浪費

「え~、もう帰っちゃうの?もっとかいとと一緒にいたいよ。」 「あぁ、ごめん。おれ今日金な…

銀河魁人
4年前

【眠れない夜】第2章 1997年 演出

辛い時ほど、自分が楽しかった頃や輝いていた頃を思い出す。 17歳の冬、高校2年生の僕は来年…

銀河魁人
4年前

【眠れない夜】第1章 2008年 挫折

今日も憂鬱な気分で歌舞伎町のとある雑居ビルのエレベーターに乗り込む。一日のうちでこれほど…

銀河魁人
4年前
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