見出し画像

人的資本開示って?なぜ注目されているのか

シンプルに要点を記載します。


人的資源と人的資本の違い

資源 = 消費するもの
資本 = 将来にわたって価値を生み出すもの → 投資対象となる

つまり、人的資本開示とはいかに人に投資しているかを開示すること


人的資本の具体的な定義

「人材が、教育や研修、日々の業務等を通じて自己の能力や経験や、意欲を向上・蓄積することで付加価値創造に資する存在であり、事業環境の変化、経営戦略の転換にともない内外から登用・確保するものであることなど、価値を創造する源泉である『資本』としての性質をを有することに着目した表現」

WEB労政時報_「人的資本可視化」推進事例より

人的資本が注目されている背景

昨今、人的資本関連の本や記事、CMを見る機会が多くなった。
注目されている背景はシンプルに、全世界的な産業構造が変化したからだと言われている。
それは、企業価値向上=無形資産がどれだけあるか・企業として注力しているかといことである。

「資産」
資産は大きく有形と無形に分けられる。
資産=有形(建物や機材等)+無形(情報や権利・ブランド等)
この人的資本を可視化していくこと=上記の無形を数値として開示していこうねとういうものなのだ。

「変化」
当然、これはアメリカの動きに変化があったからとも言い換えられる。
アメリカは、会社は株主のものという考え方が日本よりも強く、株主からどう見られているかを気にして経営をするスタンスである。
企業価値が上がっている企業=無形資産に力を入れている=投資判断をしていく上で人的資本を開示していくべきというわけだ。日本企業は、アメリカをはじめとする外貨を取り込まなければならないので半ば強引に人的資本開示を進めたと言えるだろう。

以下に開示手順などもきれいにまとめられているので参考にすると良いと思います!

(SmartHR Mag.より)

人的資本開示することが目的になってしまうと本末転倒。
当たり前のことではありますが、常に本質と向き合うことが大切ですね。

GOOD LUCK!!

この記事が参加している募集

人事の仕事

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?