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ムハマド・ユヌスの名言から考える

お世話になっております。
今回のnoteは更新できないときのための書置きです。
(注)このnoteは1/20に書き上げました。

書置き連載第一弾はForbesの特集The Sayingの記事を読んだフィードバックです。The Sayingは世界的に有名な経営者や起業家などのトップランナーの名言から幸せや成功の哲学を学びます。

今回はグラミン銀行の創設者でありながら、2006年にノーベル平和賞を受賞しているムハマド・ユヌス氏です。貧困層を助けるための「マイクロファイナンス」の先駆けの人物です。

貧困層にお金を貸す

経済学者であった彼はバングラディッシュの村の貧困層に融資を行ったのがグラミン銀行の起源だそうです。返済能力のない人に融資を行うというのは最初は受け入れられなかったでしょう。

しかしながら、事業継続に積極性のある貧困層の女性に融資を行い、サポートすることによって貧困層に生活基盤の創出の機会を与えています。そして、今やソーシャルビジネスの波は世界中に広がっています。

お気に入りの名言

私が記事の中で一番心に残ったのはこの言葉です。

「人は生まれついての起業家だ」

グラミン銀行は融資を行うことによって農村の農業の発展を支援するなどして、事業の創出を支援してきました。この言葉は全ての人に新たな価値を創出する力があるということを意味しています。

世の中に多くの企業が存在するように、この世の中はたくさんの人物が人の役に立つためや新しい価値を生み出そうと起業家精神で発展してきました。すべての人間にその能力があると言えるでしょう。

「武力ではテロに勝てない。お金を鉄砲ではなく、貧しい人々を救う戦略へ」

彼が生み出したグラミン銀行は”銀行”のため、金融です。ノーベル賞には経済学賞があるにもかかわらず、彼が受賞したのは平和賞なのです。彼は経済学者なのですからなおさら可笑しな話に感じるかもしれません。

金融の力を使って目指したのは経済の発展よりも平和なのです。世の中には貧困が原因で様々な争いが起きており、貧困層のパワーは経済発展ではなく暴力に向いてしまうことがあります。

これからの常識になる

そういった人々に寄付等の支援するのが当たり前だったもにもかかわらず、彼が始めたのは金融業といういわばビジネスです。いままでは、利益追求のために貧困層から搾取する存在として位置づけられていました。

そういった状況は今も続いていますが、ビジネスと支援を両立させるソーシャルビジネスは、二つの価値を創出することのできるこれからの時代に欠かせない考え方です。

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