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【断酒~習慣を変えて人生を変える~】DAY6

高血圧は語る

秋分の日、代々木公園は鈴虫たちの音で満ちていた。日本人だから左脳で聞いているからか美しい音色ととらえるが、これを雑音として捉える人種もいるらしい。これだけの数の個体がそれぞれの周波数を出しているのだから、雑音として聞こえたら気持ち悪くなってしまうのではないか?などと散歩をしながら考えた。

DAY1で、断酒を思い立ったのはドクターストップによるものではないと書いたが、実は昨年末の人間ドックで今まで問題なかった血圧に異常値が出た。酒飲みの御多分に漏れず、コレステロール、γ-GDP、尿酸値、脂肪肝などは毎回異常値が出るのだが、毎度のことなので気にしていなかった。ところが、血圧に関して人間ドックで最高180mmHG,最低120mmHGが出てしまい、その後家で何度測っても、最高160~200mmHG,最低120~130mmHGが出るのでさすがに心配になってきた。仕事柄、不摂生な先輩が多く、ガンなどで亡くなる場合もあるが、50代で脳梗塞、脳溢血、くも膜下出血で倒れた企業戦士たちを山ほど見てきているからだ。

というわけで、まずはこれまた18歳から毎日吸っていたタバコをやめた。昔はセブンスターかマルボロ赤、最近ではマイルドセブンかマルボロ金を1日1箱吸っていたが、さっぱりとやめれた。アイコスなど電子タバコには紙タバコを吸っているときから惹かれなかった。少し吸ってみた時期があったが、肺が痛くなって紙タバコに戻した。いずれにしても、今では電子タバコでも臭いので近づきたくない。

タバコはやめたものの血圧は下がる気配は無かった。薬局で血圧を下げるような漢方はないかを聞いて、数値を言うと、「それは高すぎるので病院に行った方がいい」と言われた。病院に行くと降圧剤を処方された、飲むと少し下がるが正常値には入ってこない。さらに1日2錠に増え、また少し下がったが正常値に入ってこない。先の見えない治療のような気がした。色々本を読むと降圧剤使用に否定的な意見もあり、やってはいけないのだろうが、独断で薬を飲むことをやめた。

血圧が上がって当然の生活

タバコをやめたことは血圧を下げる効果があると思う。だが、やはり飲酒習慣を中心とした食生活に問題があると思った。これまでの生活は、だいたい18:00過ぎくらいから飲み始め、チャンポンはよくないので、焼酎の日、ワインの日、ウイスキーの日と決めてそれに食事を合わせていた。(ビールはチェイサー)例えば、焼酎であれば、麦焼酎のいいちこ25%のパック1.8Lを、血圧を下げると言われている胡麻麦茶で割ってオンザロック。最初は麦茶多めで割っているのだが、気が付くとほとんど焼酎に少し麦茶を足している状態になっている。麦茶多めの初期段階では、一応気を使ってサラダとかをつまんでいる。飲みだすと作業的なことはできないので、ネフリかアマプラあたりで映画やドラマを見だす。映画だとすぐ終わってしまうので、韓国ドラマやアニメもしくは任侠ドラマなどを見る。

壁一面にプロジェクターで画面を投影して毎日一人映画館状態。焼酎が麦茶より濃くなってくるころにメインディッシュ。見出し画像は、自宅のキッチンだが、自宅映画館のソファーのすぐ後ろにこの料理できるキッチンがあるので、そのままドラマを見ながら飲みながら、肉か魚のメインデッシュを料理する。飲みながらつまむ。酔っぱらっているので、どうしても味が濃くなり塩分が多くなる。ステーキを焼いたら、トリュフ塩や柚子胡椒やらわさび醤油やら色んな味で食べたくなる。深夜12時過ぎて完全にできあがってドラマがあまり盛り上がらなかったときはそこで終了。

ただ、この深夜を回ってから、ドラマが急展開した時、例えば韓国ドラマの主人公による復讐劇がクライマックスになったり、アニメで第〇次臨界対戦が始まったりすると、気が付くと3時くらいになっている。この段階ではすでにグラスはほぼ焼酎になっており、麦茶は気休めに色を付けているくらいになっている。1.8Lのパックもほぼ空。当然、満腹中枢を司り味覚を司る脳がアルコール漬け状態で暴走を始める。そう、食べる必要のない塩分たっぷりの炭水化物だ。それは、ラーメンだったり、焼きそばだったり、チャーハンだったり、パスタだったりするが、酔っぱらっているので異常に濃い味付けでまたなぜか2~3人前くらい作って完食してしまうのだ。

高血圧にも尿酸値にもダイエットにも推奨される食事

とにかく薬に頼らずに血圧をコントロールしたい。高血圧は肺の機能と血管の柔軟性がポイントなので、生活習慣で改善できるはずだ。色々調べていると高血圧を改善するための食事も尿酸値を下げるための食事も健康に痩せるための食事もすべて同じものが推奨されている。食事メニューの詳細は後日に譲るが、いずれにしても酒を飲むと生活習慣もへったくれもなくなるので諦めていたが、断酒をしている今なら食事から変えていけるかもしれない。事実、断酒を始めてからのこの6日間、深夜の炭水化物祭りは無論してないし、20時以降はほとんど食べていない。口寂しくてもヨーグルトにはちみつかけたり、果物を食べるくらいだ。なんてことはない、酒を飲まなければ年相応の食欲しか沸かないのだ。

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