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マスコミに煽られるな

 「マスコミはもう信じるな」と、本来はタイトルにこう書きたかった。

 が、嘘っぱちだらけの報道の中にも、いくらかは参考となる情報が入っている場合があるので、一歩譲って「煽られるな」とだけ喚起しておくことにする。

 


 私がこのように憤慨しているのは、知り合いがマスコミの虚構報道によって、被害を受けたからだ。

 

 知り合いについて情報集めは行われたものの、断片的なものがほとんどで、残りは勝手な想像で補われたどんでもないでっち上げだ。
 そのせいで知り合いは非難を受け、一時は攻撃してくる人達から逃げ回らないといけない日々を送っていた。


 これを経験してからというもの、マスコミに対する信頼がガクッと下がった。
 報道を見ても、9割は信じずに、ただ流すようにしている。

 


 例えば、最近ある大手企業のトップが不正をしたという報道がされたが、私はこれに対し、「濡れ衣かもしれない」と思っている。
 実際、これが陰謀によってなすりつけられた可能性は十分にあり得るし、そうでなくても、どこかで誤解が発生したこともある。

 

 また例えば、とある都市で大規模なデモが起こり、一部市民が暴徒化されたという情報が出回っているが、別メディアではそれらは裏組織が雇った暴徒で、市民ではないと説明があった。
 過激な行為で一般市民の怒りを煽り、また、上手くマスコミを利用して自分達の存在を隠していると言われている。
 こういった真実の判断が難しい事件に対しては「○○でデモが起こったが、事情が複雑だ」ぐらいの程度に留めて理解するようにしている。

 

 そして誰かと誰かが争った云々についてのニュースは、「あぁ、何か意見が合わなかったんだろう」と考えるだけで終わるようにしている。
 それの延長線であれこれの噂話や、悪口が大量に出てくるが、一切耳は傾けない。
 主観的な感情が入っている時点で、既に事実から離れている可能性があるからだ。

 


 合成写真から始め、今では、動画でさえ信用にならない。
 たとい生放送だとしても、撮り方によって伝わるものが全然違うし、技術によって顔を別人にはめ込み、あたかも本人が発言しているよう加工することだってある。

 

 ならばどうすれば良いのか。

 


 もちろん出来れば自ら事実を確認しにいくのが一番だが、それは非現実的だ。
 情報量が膨大でとても処理しきれやしないし、全ての報道に対し追及しなければならないという必要性も無い。
 よって、大方のニュースは、真実が分からないまま終わってしまうのだ。

 

 仕方がないことだが、こういう状況だからこそ、


うかつに判断を下さないことを
徹底せねばならない。

 


 情報社会にいる私達は、パソコンやスマホを通して、簡単に世界情勢を知ることが出来る。
 指を動かすだけで、何でもかんでも見れて、全て知ったような気分になりがちだが、


こうした容易く入手出来る情報こそ、
ほんの氷山の一角に過ぎない。

 

 裏の裏には、公開されていない事実や、説明しきれないことがたくさんあることを肝に銘じておきたい。

 

 それを常に覚えておかないと、マスコミの思うつぼだ。
 巧みに編集された報道に翻弄され、怒ったり悲しんだり、攻撃的になったりと、冷静な判断が出来なくなる。
 知らずに無実の人を傷つけてしまうこともあり、甚だしくは大きな争いを起こしてしまうことだってある。

 


 鵜呑みにせず、自ら確認する力、考える力を養おう。

 


 マスコミに煽られるな! 

(はてなブログ同時掲載:https://www.gifteddecoboko.com/entry/2019/08/15/080000

(画像素材元:https://pixabay.com/ja/)

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