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ありがとう、わたしの猫

昔、飼っていたキジトラの猫
『たけし』という名前
17年間共に暮らしました。
やんちゃな男の子
何度も家から脱走されたか
でも、必ず戻ってくる
ケンカもしないで無傷
性格はとても穏やかなたけし
腕枕で毎日寝てました。
飼い主の顔をまっすぐに見つめて、いつも構ってと訴えていた。
年を取るにつれ夜泣きもしたけど、優しく声をかけると安心したのか一緒に寝ていました。

ある日突然トイレにこもり鳴き出した。
何かあると思いトイレを見てみたら便が水溶性、かたまりがない。
おしりを床にずりずりとしている。

病院へ
浣腸してもらうけど出ない
治療して1ヶ月たっても良くならない
たまりかねてレントゲンをお願いした。
直腸がんが診断された。
辛そうなたけし、迷わず人口肛門の手術
けど、体力限界していて飲まず食わずで点滴治療したけど手術して3日目私の腕の中で痙攣して、ため息をつき永眠した。

私は自分を責めた、何故もっと早く気付いて対処出来なかったのか!
なにより大切な子を亡くした悲しみがあり一晩中泣いて一緒に過ごした。
翌日火葬し骨をホルダーにしていつも持ち歩いてました。
霊園に入れてもらい何度もお参りにいきました。
あ~
もう戻ってこないのかと、また更に泣いた
もう一生こんな猫には会えない、愛情が強すぎた。
今は黒猫二匹飼っているけど、あんなに愛したたけしは忘れられない

ありがとう、たけし

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