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Kindle Unlimitedで年間1000冊読む方法第2・3章

どう言う風にKindle Unlimitedを攻略するのか、ヒントを示しました。

まずこちらを一読ください。

ここでは実践編。
私の読書日記、おすすめのKindle Unlimited本を紹介します。
あくまでも読んだ当時です。
現在、Unlimited対象から外れているものもありますので、参考程度に。

ではよろしくお願いします。


第2章 読書日記

では実際に、私の1週間の読書記録をお見せしましょう。

いつ、どの本を、どれぐらい読んだのか。

目安としてご覧ください。

実はこのペースで行くと年間500冊にしかなりませんが、

漫画は記録に含めていません。

それを含めて年間1000冊ということです。

ちなみに私は10年以上前から読書メーターを利用させてもらっています。

今も更新続けていますので、こちらも参考にどうぞ。

読書メーターでなくても、今は様々な記録ツールがありますので、

それを利用して記録しましょう。


月曜日

私は日曜日にKindle Unlimitedの入れ替えを行います。

入れ替えの日は決めておいたほうがいいと思います。
現在のKindle Unlimitedのラインナップ20冊は以下の通りです。

「自分を変える習慣力」三浦将
「集中できないのは、部屋のせい。」米田まりな
「明日死ぬかもよ?」ひすいこたろう
「うまくいっている人の考え方」ジェリー・ミンチントン
「お金の大学」真@リベ大学長
「仕事が早い人は、「これ」しかやらない」石川和男
「周りにいい影響をあたえる人がうまくいく」ボブ・トビン
「面白いとは何か?面白く生きるには?」森博嗣
「転職学」中原淳
「無」鈴木拓
「家飲みを極める」土家敦
「植物のかしこい生き方」田中修
「世界史を大きく動かした植物」稲垣栄洋
「科学的に自分を思い通りに動かすセルフコントロール大全」堀田秀吾他
「マインドコントロール」岡田尊司
「マーケティングリサーチとデータ分析の基本」中野崇
「逆説思考」森下伸也
「働き方の損益分岐点」木暮太一
「食肉の帝王」溝口敦
「HelloDesign」石川俊祐

ちょっといつもより見栄を張っていますかね。
「酒のほそ道」とかよく入ってますが、たまたまありませんでした。

とにかく、これをどう読んでいくか。
では記録をつけていきます。

トイレに置いているKindle端末にて、
「集中できないのは、部屋のせい。」を読み進める。
トイレで読む時間としては、朝、5分ほど。
3・4回トイレに入るから、そのトータルとして5分ほど。

5分で20%ぐらい進める。

朝、家で本を読むのはトイレぐらい。
他にやることがいっぱいあるもので、これぐらいです。

さて、出勤。

私は始業時刻の30分前に職場につきます。
そこで仕事の準備をして、一息ついた後に15分ほど、Kindleにて読書です。

「仕事が早い人は、「これ」しかやらない」
を70%読む。

それから、「転職学」を5%読んだところで、始業。

Kindleを机にしまう。

どれをいつ読むか、については特にルールがあるわけではありません。
そこは気まぐれです。

早く読む、目的を持って読むなど基本ルールだけ守って、何を読むかはその時次第。

昼休みに、30分散歩した後、20分ほど、読書できる。

「仕事が早い人は、「これ」しかやらない」を読了。1冊。
残り時間で、「無」を10%進める。
昼はこれぐらい。

終業後、帰宅中は「周りにいい影響をあたえる人がうまくいく」を聞き読み。
Kindleアプリを立ち上げて、iPhoneの読み上げ機能で聞く。10%進む。
隙間時間に読書が進むので、現代人は必須の方法だと思います。

帰宅後、特に本に向き合う時間はない。

やはりトイレにてKindle端末で読む。
トイレでの読書は大切である。夕方から夜寝るまでにトイレ、トータル10分ほど。

「集中できないのは、部屋のせい。」読了。2冊。

幸先良し、本日は2冊。


火曜日

朝、トイレにて、「世界史を大きく動かした植物」を選択。
やはり5分で20%ほど進める。

職場にて朝15分で「うまくいっている人の考え方」を読み進める。
これは有名だけど、内容が薄いなあ。40%進める。

昼、20分で「お金の大学」を読了。3冊。
これはみんな読んでおいたほうがいい本。

終業後、車で帰宅する。
その間、Kindleの音声読み上げにて、「周りにいい影響をあたえる人がうまくいく」を10%進める。

夜、家に帰ってトイレに入ってKindleを開くと、バッテリー切れ。
買ってだいぶたつから、バッテリーが弱くなっている。
寿命か、と言いつつ充電する。

ちなみにトイレにはKindleが充電中の時用に、実物の本も2冊置いている。
それを読む。

実物の本はあまり進まない。
良いのか悪いのか、わからないが、実物本が苦手になってきた。
「脳を鍛えるには運動しかない!」2ページほど進める。
しかしこれは面白い本だよ。

本日1冊、合計3冊です。


水曜日

朝、充電したKindle端末にて、トイレで「家飲みを極める」を読む。
この家飲みへの情熱は読み応えあります。20%進める。

職場にて、「科学的に自分を思い通りに動かすセルフコントロール大全」を読了、1冊。

さらに「うまくいっている人の考え方」を10%読み進める。

昼、20分ほど、「うまくいっている人の考え方」読了、1冊。
さらに、「転職学」10%進める。
この本はなんか読みにくいなあ。なんでだろうか。

夕方、帰宅中に「周りにいい影響をあたえる人がうまくいく」を10%進める。

帰宅後、トイレにて、「家飲みを極める」10%進める。

本日、2冊、合計5冊です。

かなりいいペースです、が、これがスタンダードになる日も近い気がする。
圧倒的に速度が上がってきた。


木曜日

本日は祝日。

あれ、職場で本を読まないと、意外と家で読書はしないんだなあ。
トイレぐらいで、他、意識しないと読まない。
ことに気づく。

なら今週は意識して読みましょう。
なんなら、今週キャンプ行くしね。普段というよりはちょっと特殊な週でしたが、まあそれもよし。

20冊ぐらい読んでしまいましょうね。

トイレにて、「家飲みを極める」を10%進める。
もうすぐ終了してしまう、何か惜しい気分。
こんな本たくさん出していて欲しい。

文豪の家飲み本を紹介している。
食べ物の本は本当にいいですね。私は大好きです。

休日なのでトイレ多めで、「明日死ぬかもよ?」30%進める。

結局、それしか読めなかった、無念である。

家族で外出だったので、仕方ない。

生活において優先順位を持つことは大切。
脱線しないと、なんのために生きているのか、わからなくなります。

本日、0冊、合計5冊。


金曜日

今日は休みを取り、家族でキャンプへ。

ということで、また読む量が減ってしまう。
この1週間、少し特殊なので、あまり参考にならないじゃないか。

でもキャンプでも読めそうな気がする。
むしろ進むかもしれない。

そう信じて読むのですよ。

隙間時間に携帯で読み進める。
キャンプといってもテントを立てれば特にすることもなく、買い出しなど済ませれば、あとは自由時間。焚き火のそばに快適なチェアーを設置して、その音を聞きながら、読書できるわけで、意外と読み進めることができた。

「自分を変える習慣力」を15%
「家飲みを極める」、10%
「周りにいい影響をあたえる人がうまくいく」、20%
「転職学」10%

トータルでは1冊相当なのでは。

温泉が近くにあったので、しっかりサウナ水風呂で整ってさらに読み進める。

意外とやることなくて、焚き火と風が気持ちいい。

キャンプ読書にはもちろんKindle Unlimitedが最適です。

持ち物を少なくできる。

現実の本であればその分かさばる。
本好きであればその重さはなんでもないものだけれど、時代は変わりました。
出来るだけ荷物は少なくするのです。

本さえも、あまり詰め込んではいけません。

本日、0冊、合計5冊。

土曜日

本日もキャンプ、しかも午前中はリモート研修で、野外で研修を受けられる時代が来るとは思っていませんでした。逆に言えば可能性はその辺に転がっている。

その可能性を一つづつ積み重ねて私は壁を越えるのだ。

朝、4時30分に起きて、あかりもなく、Kindle端末を立ち上げて読んでいました。
「家飲みを極める」読了。1冊。
これは惜しい、読むのを躊躇うほど、面白い。
読み終わることが悲しい。

「食肉の帝王」10%

「周りにいい影響をあたえる人がうまくいく」読了、1冊。

お盆なので、何かとイベントがあり、読書はあまり進まずに。

本日、2冊、合計7冊。


日曜日

さて、最終日、週休日。

だけど、午前中、研修、夕方からボランティアということで、あまり時間はなさそう。

余った時間にサクサクと読むべし。

得意のトイレ読書が出かけた子供がKindle端末を持って行ったため読めず、なのも痛い。

あと、キャンプあとは、その片付けがハンパない。

そら、道具は大切にしたいけれど、こんなに大変なのなら、もう二度と行かんからな、のレベル。

シンプルにして、必要最小限にして、現地調達現地消費して、片付けもそんなに大変じゃないなあ、レベルに持っていきたいね。

週に7冊に達したので、1日1冊の目標は達成したわけだから、気楽に今日を楽しもう。

待ち時間を利用して、「自分を変える習慣力」読了。1冊

本日、1冊、合計8冊。

まとめ、週に8冊でした。
今週はイベントが多く、思うように進まなかったのは確かです。
特に、職場での読書が2日間できなかったというのが大きい。
朝と昼に1日で30分ほどは読んでいるので、1冊ぐらい読めますからね。

そして、日曜日の夜にKindle本の入れ替えです。
これがとても楽しい。

読書メーターで見つけた面白そうな本や、新たにKindle Unlimitedに加わった本のチェックで時間がいくらあっても足りませんね。

この入れ替えのために、読んでいるのかもしれません。

では最後に、以下のように入れ替えたということでこの章を終わります。

新たにいれたもの

「私の生活流儀」本多静六
「まいにちカレー」小宮山雄飛
「決断」大久保秀夫
「センスは知識からはじまる」水野学
「鳥学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」川上和人
「楽しくはじめて、続けるための自炊入門」山口裕加
「幸せをお金で買う5つの授業」エリザベス・タン他
「1億稼ぐ子どもの育て方」午堂登紀雄
「いつも機嫌がいい人の小さな習慣」有川真由美

未読で残ったもの

「面白いとは何か?面白く生きるには?」森博嗣
「転職学」中原淳
「無」鈴木拓
「家飲みを極める」土家敦
「植物のかしこい生き方」田中修
「世界史を大きく動かした植物」稲垣栄洋
「マインドコントロール」岡田尊司
「マーケティングリサーチとデータ分析の基本」中野崇
「逆説思考」森下伸也
「働き方の損益分岐点」木暮太一
「食肉の帝王」溝口敦
「HelloDesign」石川俊祐

さて、今週もたくさん読もう。


第3章 失敗したくない人のためのKindle Unlimitedセレクト

ここからは、令和4年8月現在のKindle Unlimitedおすすめ本の紹介です。
私の読書メーターの1年ほどの記録から、読んでおくべき本を挙げていきます。

当然、あれが入ってないよ信じられない、と思われるものがあると思います。
あくまでも私が、この1年ほどの間たまたま出会った本しか入っておりません。

また、もしかしたら期間限定により、あなたが読んでいるときには対象から外れているかもしれませんが、少なくとも過去においてKindle Unlimitedに含まれていたということでご理解ください。

まず、全体的な傾向ですが、オススメなジャンルとしては「料理本」です。

これは個人が参入する余地がありません。
だからどの本を選んでも質の高い本が選択できるようになっています。

本を選んでいざ読んでみると、あまり質の高くないものがたまにあります。
それでも読み続けていれば得るものはありますが、手っ取り早く質の良い本を選ぶコツが、料理本を選ぶことです。

また、自分も出版しておいてこんなこと言うのは何だとは思いますが、個人出版はそれ単独ではあまり役に立ちません。正直、誰にでも思いつくレベル、もしくは1つ斬新なアイデアとして思いついていても、本として読むには値しないものが多い。
これは制作にかけているお金が違うのだから当然のことです。

だから質を求めるのであれば、Kindle Unlimitedの中で、商業出版社が出している本を選んでください。
質の高さは保障されています。

特に、実際の紙の本にもなっているものであれば、何人もの担当者が関わっていることが多いため、ほとんどは読むに値するレベルです。それを読めば良い。
それだけでも、充分Kindle Unlimitedを契約している意味があります。

月1000円なんてあっという間です。
とろけるように消えていきます。

では以下おすすめ本の紹介です。

全体的な感想、そのあと、利用できそうなことを引用して記録する、という形をとっております。アウトプットの仕方としても、参考にしてください。
「家飲みを極める」土屋敦

良書ですねえ。家飲み、いいですよね、何より楽。その家飲みをいかに充実させるか。軽視しがちですが、大切です。人生の命題、と言えるかもしれない。だってそれさえできれば、何があってもへっちゃらなんですからね。以下メモ。料理する工程そのものをつまみとして堪能できる。枝豆100gに対し大さじ3の水、蓋をすれば蒸し煮にでき、美味しく仕上がる。スーパーで刺身を買うなら柵で。出汁はアロマになる。冷凍して固めた卵黄をご飯で包んで焼くサプライズ。

「破綻からの奇蹟 〜いま夕張市民から学ぶこと〜 (これからの日本の医療・介護の話をしようシリーズ1)」森田洋之

これは全国民が読むべき。破綻し、総合病院が機能を停止した夕張で、在宅による医療体制に変えても、以前と変わらない。答え、出たのでは。過剰な医療、潔癖それは意味のないものなのだ、と言われているよう。以下メモ。医療がなくても、老衰が増えるだけ。介護費医療費全て下がる。市民の意識、覚悟が変わる。胃瘻は本人でなく家族、医者の自己満足。自然に最期を迎えることが町全体の文化になった。孤独死は、そこまで一人で生きていたということで、最も幸福なこと。

「「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店」岩田徹

いい本でした。小さな本屋の戦い方として、成功した例。住み分けるアイディア。こんな本が入ってるんだからKindle Unlimitedも偉いよね。と言われるような本を書きたい。いつか行ってみたい本屋。以下メモ。ありがとうの詩のラスト一行の力。選書として選んだものが生涯ベスト20に入る。お金がなくても熱意があれば応じてくれる講師はたくさんいる。うちで1000冊売るから再版して欲しい、と言える自信。カーテンコール。

「シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! 」宇津木龍一

確かに、現代人は清潔すぎる。コロナをきっかけに消毒し放題である。が、本来人間は不潔な中にいて、免疫力をつけてたくましく生きていたはずだ。清潔にするがあまり、抵抗力の低下、薄毛までに至っていたとしても不思議でない。だから試してみようと思った。が、例が少な過ぎること、結局臭うんじゃね、とは思う。それを人間本来のもの、と捉えるかどうか、という哲学的な領域へ向かうわけだ。

「自閉症の僕が跳びはねる理由」東田直樹

聞き読み。いい本である。自閉症、というワードは知っている。けれど、どういう症状なのか、どういう接し方をしたらいいのか、ということはわからない。きっと、いざ接するときに戸惑い、結局何もできないまま終わってしまうと思う。けれど、本書を読むことにより、自閉症の人の内面を少し知ることができる。筆談により対話できるようになったことにより、その内面の探求が図られた。これは点のようなきっかけにより崩壊するダムさながら、漏れ出す感性が眩しい。

「失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織」マシュー・サイド

これは面白い本でした。失敗の有益性を説きつつ、その具体例はどれも鬼気迫るもので、具体例それぞれで一冊かけるぐらいの質。失敗を恐れる日本社会に浸透すれば良いのに。以下メモ。完璧な集中こそが事故を招く。人は嘘を隠すのではなく信じ込む。難問はまず切りきざめ。一発逆転より百発逆転。成長型マインドセットの人ほど、諦める判断を合理的に下す。

「話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる」野口悠紀雄

あの頃の未来に僕らは立っているのかな。ストレスなく入力される。これは利用しない手はない。どのように利用するか。それがポイントだ。特別なソフトやアプリもいらない。携帯に備わっているんだから、驚愕だ。書き言葉を話さないといけないというコツはいるものの、すぐに慣れる。以下メモ。キーボード入力に比べて10倍の速さで書くことができる。長文こそ音声入力を。アイディアは他のアイディアの肩に乗って生まれる。文章化によってその問題についての理解度がわかる。プレゼンテーション前に音声入力でメモを。グーグルドキュメントに入力。

「強火をやめると、誰でも料理がうまくなる!」水島弘史

完全に強火信者だったね。これを読めば納得、弱火へ移行しようと。まあ、弱火も結局調整が難しそうな気がしないでもなし、とは感じました.以下メモ。冷たいフライパンに材料を並べて油をかける手順で。揚げ物は半分が少し被る程度で。肉の常温に戻す、は42度。出てきた最初の油はアクなので、拭き取る。塩加減は本能で、美味いと感じるまで加える。

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこ

2020年最も重要な本として認定。おめでとうございます。この、軽いのに、文化、宗教、民族、それらを網羅した見識に基づいて、さらにロックの素養も踏まえつつ、中学生の息子の日常を綴る鮮やかな文章を、誰もが堪能すべき。今後注目すべきコラムニストが誕生しているんですよ。以下メモ。頭が悪いってことと無知ってことは違うから。知らないことは、知る時が来ればその人は無知ではなくなる。

「僕の人生には事件が起きない」岩井勇気

はい面白いですね。虚構と現実とのバランスがいい。ネタを書く暗い方である岩井さんらしい。タレント本と侮るなかれ、読み通せる質が最後まで保たれていて、しっかり笑える。買ってください。

「毒親絶縁日記」北瀬ユズ

現実にいるんだな、毒としか言えない人が。それでも生活は続いていくのだから、抜け出すのは至難の技で。漫画という媒体があったことで昇華できてよかったが、それもなく苦しんでいる人はやっぱりいるんだろうな。支援できる手立てがあればいいんだけども。絶縁した後の両親は、破綻に向かっていくだろうが、そっちを支援するのは、結局行政だけなのか。

「加害者家族」鈴木伸元

なかなか重い。決して罪はない、とは言えないが、それにしても重い。家族によってなんとか改善できる余地もあっただろうというものと、これは無理というものと、分けることはできそうだけど、世間は関係ない。冤罪であろうが関係ない。もう少し冷静に物事を見る目を養いたいと心から思うよ。

「ダンナ様はFBI」田中ミエ

なかなかいい本でしたね、FBIの生態がよくわかると同時に、意外とビジネスに役立つノウハウもあり、楽しみながらためになる本でした。以下メモ。会議、平均の人にまず話を振る、次に鋭いことを言う人、最後に気の弱そうな人、それを繰り返すこと。生活感を漂わせてはいけない、精神的なゆとりがないと判断される。出会って最初の笑顔は張り手のようなもの、早く笑顔を向け、後ほどもう一度微笑むこと。弱い部分を見て見ぬ振りをできるのも自分、ほころびが大きくなって周囲がわかるようになったら、相当苦しいことになる。

「圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!」勝間和代

突っ切ってる感。思い込んだが勝利、なんだろう。以下、めちゃくちゃメモった。起きていることは全て正しい、とまず受け入れる。世の中にどんな素晴らしい見解に対しても必ず批判は存在する。誘惑に対しただ我慢するだけだと結局反動で逆効果。日本の水道水はミネラルウォーターよりも高い安全基準。イライラしないコツは余裕を持つこと。習慣化には毎日必ずできるようにする。毎日のルーティンは秒単位でも減らす。読書に完璧主義はいらない。音声入力で話方レッスン。高所得者層ほど格安SIM、携帯料金は無駄。

「あなたの1日を3時間増やす「超整理術」」高嶋美里

1秒も惜しめ、の精神のもと徹底的に効率化を図る人。それって、疲れないか?と思った人、ノンノン、効率化を図り行動に対して思考を挟まないことにより、生活はスムーズ、ノンストレスとなるのです。要は第一歩を踏み出すか否かです。以下メモ。デスクの文具で必要なものは20種類だけ、他は捨てるか共有場所へ。全て書き出せば一旦忘れられる、いかに忘れられるかが頭をクリアにする秘訣。雑務は全て隙間時間に。毎日同じことを繰り返すことで習慣になる。

「ぷりぷり」ラズウェル細木

最高じゃないですか。師匠と呼びたい。この潔さ。下ネタ上等。これを読まずしてラズウェル細木を語るなかれ。しっかりギャグでエロでオチも抜群。はい、ありがとう。

「「朝30分」を続けなさい!」古市幸雄

継続は力なり。言うは易し、行うは難し。これですね。周りがやっていないことをやり続けるのが天才だとしたら、誰にでも天才になるチャンスがあるのに、それをしないのも実にもったいない。まさにそう。勉強の効果は或る日突然現れる、1年ちょいのクリティカルポイントまでまずは我慢すべし。

「特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録」特掃隊長

怖いもの見たさのページめくり、ではあるけれど。予想通り一気読み必至な。日記ということなので、深い考察があるわけではなく、その日の所感を綴っただけなんだろうけど、生と死について考えるきっかけを与えてくれる文章だった。

「サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得」タナカカツキ

なるほど!と膝を打つ。サウナは水風呂、いやむしろ自然のかすかな風にその意味がある。ニルヴァーナをぜひ味わいたいものです。

「Winny 天才プログラマー金子勇との7年半」壇俊光

やや悪ノリを感じる文章に引っかかりつつ、法廷劇として抜群のエンターテイメント。99.9%の壁、高いんだなあ。ついでに刑事訴訟法を学べるのも加点ポイント。以下メモ。調書に署名した瞬間、その内容が喋ったものとなる。同級生はとても大切。裁判官が「被告人は」となると無罪で、「被告人を」となると有罪。

「難しいことはわかりませんが、「がん」にならない方法を教えてください!」水上治、大橋弘祐

このシリーズはいいですね。着眼点がよく、ちゃんと専門家の中でも「この人!」という人を選んでいるような気がする。お金、がん、どちらも参考になりました。以下メモ。農薬は気にしない。カビはダメ。マーガリンは食べない。塩分は控えめ。にんにく、きのこ、コーヒー様。余命をいう医者を信じるな。ガンをきっかけに家族がまとまる。苦痛緩和に漢方も頼る。治療法は決めてしまうと後戻りできない。日本は手術主義、セカンドオピニオンは放射線医に。相談はベテランのナースに。最新は免疫細胞療法。

「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」スティーブ・ソレイシィ、大橋弘祐

良シリーズ。ついていきます。日常会話英語について、めちゃくちゃ参考になりそう。使う機会があれば、と思ってしまう。オンライン英会話クリスティーナちゃんのエピソードを膨らませて欲しかったり。以下メモ。短い簡単な文をつないで伝える。正しい英語である必要はあまりない。Would you?+ジェスチャー(してほしい)、May I+ジェスチャー(してもいい?)Hi(挨拶全般)、Sorry(すいません系)、MAy I have+ほしいもの、a lot of(たくさん)aかtheは「ん」と言う。これだけで無敵じゃ。

「PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」ローレンス・レビー

抜群に面白いね。ピクサーの可能性を見出したジョブズの偉大さ、それを支えた人、苦労した甲斐があるパターン。世の中にはそのまま消えていく会社の方が多いんだろう。儲けるにはどうするか、どう参考にするのか、という視点は置いといて、アニメーションには夢があるよね。小説のようにドキドキしながら読み進めることができるいい本でした。

「羆嵐」吉村昭

これまた面白い本だわ。筆力ある作家が書いているというのもあるんだろうけど、それを凌駕する事件の凄惨さ、野生の恐ろしさ、がよく分かる。現実に起こったことだと思えないけれど、あったんだろうね。もしあれがやってきたら、とか想像もしたくないほど、怖い。

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