アンモナイトを揺らせ
一定時間、座ったままだと脳細胞は死ぬ。
いや脳細胞じゃなかったかな、何かが死ぬ。
だから、頻繁に立ち歩かなければならない。
それが健康、業務効率化につながるなんて、今まで誰も指摘しなかった。
これからは業務効率を考える時代。
座ったままだと耳の奥にある三半規管が刺激されず、老化する、と言う。
老化、すなわち、死だ。
怖がらなくていい、ただ、三半規管を揺らすだけでいい。
どうやって揺らすかというと、ただ、立ち歩くだけでいいのだ。
そう言うこと。
ごくごく当たり前の機能なのだ。
三半規管を揺らす、ために歩く。
目的なんて必要ない。ただひたすら歩くだけでいい。
朽ち果てるまで歩く必要もない、ほんの数秒、何も考えずに歩けばいい。
そうすると自然に三半規管は揺れ、老化は止められる。
三半規管を見たことがあるか?
それはさながら、アンモナイトのような形をしている。
ほとんどアンモナイトと思って間違いない。
つまり、アンモナイトをゆらせば老化が止められる。
だったら、歩いて揺らさなくても、アンモナイトに自ら動いて貰えばいいじゃないか。
俺、天才。
アンモナイトよ、自由に動いていい、だからロックンロールのリズムで踊ろうよさあ。
けれどアンモナイトはびくともしない。
なぜならそれは三半規管だから。