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言葉の魔法

こんにちは、さかっきーです。
今日から3日間職場体験として市内の中学生が学童に働きに来てくれています。そんな職場体験初日の朝、中学生を迎え入れた直後に僕のジャージのズボンのお尻に大きな穴が開いていることに気づき、慌てて奥の部屋で自分のズボンを縫わなければならないハプニングがありました。…身だしなみとして、穴が開いていないかみなさんもしっかり確認してくださいね(笑)

一瞬で雰囲気が変わる

さて、話は変わりますが僕の所属する学童には、第一と第二を合わせて今年度42名の1年生が在籍しています。今年の1年生はやんちゃな子どもが多く、支援員たちも楽しみながらも四苦八苦しているところです。特に片付けがなかなかできずに、遊んだ玩具・折り紙・ぬりえと色鉛筆などなど常に部屋のどこかに出しっぱなしのものが散乱しています。「次の遊びをする前に、片付けをしようね!」という声掛けはもちろん毎日してはいるのですが^^;

先日のおやつの時間に子どもたちが長テーブルの席につき、おやつの配膳を待っているときでした。席の後方にある畳のスペースがいつものごとく色々なものが散乱していたので、いつもはとっても優しく穏やかな相方支援員のKが珍しく、子どもたちに向かって「畳のところは、あのままの状態でいいのかな?」と真剣な表情で尋ねていました。大切に使わないと物は壊れて使えるものがどんどんなくなってしまうこと、学童の物はみんなのものだから、きちんと使ったり片づけをしたりする他の子たちに迷惑をかけてしまうことを伝えていました。Kは、決して声を荒げたわけではありませんが、静かにでも真剣な声のトーンに子どもたちは雰囲気を察したようで、一気に静まり返りました。

シーンとした雰囲気の中、1年生のNくんが「ねぇ、K。鼻くそ出ちゃった・・・。」と急に言い出しました。あまりの唐突な話と、発した言葉の内容が笑いを誘い、その場がドッと笑いに包まれました。子どもたちに伝える真剣な話はもう終わりましたし、これ以上シーンとした雰囲気は必要なかったので、ある意味ちょうどいいナイスタイミングでその場の雰囲気を変えてくれました。Nくんは狙って言ったわけではなく、自然と発しただけに余計に場が和みました。

真剣な話をするときにシーンとした雰囲気に変えるのも、急に場を和ませるのも人間の「言葉」の力です。言葉の力の影響は大きいなぁ…と感じました。良くも悪くも影響力の強い言葉だからこそ、使い方を間違えてしまうと時に人を傷つけてしまうこともあるものです。大人も子どもも相手を思いやる気持ちを忘れずに、相手を幸せにできる言葉選びをしていきたいと感じる一コマでした。

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