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美味い物、腹一杯は、栄養の片寄が多くて、病気になる確率が高い。

栄養の偏りに警戒

 病気に気を付けている日本人は多い。それなのに病気になる人が後を絶たず、病院は患者で溢れかえっている。特に肥満は子供から大人まで年代を問わず増加傾向にある。その原因何処にあるか? 色々調べた結果、下記の栄養が原因だと分かった。

 炭水化物と脂肪分だ。パン、うどん、白米、ピザ、スパゲッティ、サツマイモ、カボチャ、ジャガイモ、など炭水化物は食べ物の主流である。その炭水化物に脂肪を加えると、とても美味しくなる。パンにバターやハムを加える、ドーナッツ、ピザ、ポテトチップ、フライ菓子、など脂肪分と炭水化物の相性は抜群だ。

 炭水化物は食べると糖分に代わり、使われない糖分はインスリンにより脂肪となって体内に蓄積される。炭水化物に添加された脂肪分はそのまま脂肪となって体内に蓄積される。その為、これらの栄養過多が肥満や病気の蔓延に大きく関わっている。

 そのうえ肥る原因となっているのが、加糖飲料水と甘いケーキ、甘いお菓子類である。炭酸飲料水をはじめ缶コーヒー、コーラ、カフェオーレなど加糖飲料水は溢れかえっている。
また、甘いお菓子、ケーキ、饅頭、チョコレートなどが陳列棚を占領している。

 上記に書いた食品だけでも食生活ができるほど、多種類で旨いものが多い。実は、私もこの旨いものに翻弄されて、偏った食生活になっていたため、アトピー性皮膚炎になったのである。背中全体が痒くなり、夜も寝られないほどの痒さが襲ってきた。

 何が原因なのか?検査器具で検査するとパンであった。そのパンは私がアトピーになる以前はプラス501の素晴らしく良い食品であった。ところがアトピーになってから、そのパンを検査してみると私にとってはマイナス21で体にストレスを与えるパンとなっていた。

 その為、抗原抗体反応でパンを食べると、脊中にひどい湿疹が出てきたのだ。 そこでとりあえず、パン、うどん、ピザ、などの炭水化物は食べないようにした。その上で炭水化物の力を抑える栄養素は何かを探した。

 それは魚介類や海藻、食物繊維などであった。まず、プチ断食をして、脂肪分を排除する作戦をとった。炭水化物や脂肪は主食であるから取らないわけにはいかない。それを取りながら、魚介類、海藻、食物繊維の多い野菜を充分にとることにした。

 その結果、だんだんと背中の痒みが軽減してきた。特に魚介類と海藻 、食物繊維の多い野菜を充分にとった食事の後では背中の痒みがずいぶん軽くなっているのを感じた。現在、食生活を変えてから10日後であるが、脊中の湿疹は完全にはなくなっていない。

 しかし、日常生活や夜間の睡眠に支障をきたすほどの痒みは無くなっている。この経験から、抗原である炭水化物を取りながらでも、ミネラル、ビタミンという身体を調整する作用がある栄養素を積極的に取るようにした。

 栄養の偏りは炭水化物、たんぱく質、脂質、などの栄養素が多くなる一方、ミネラル、ビタミンなどの栄養が不足していることが多い。特に野菜は1日の食生活の60%を野菜で取ることが望ましいと思っている。

 なぜなら、野菜の中にはミネラル、ビタミン、食物繊維、がたっぷり含まれている。これらはエネルギーとなる食品ではないが、身体を健康に導く調整機能食品である。これがあるからこそ、炭水化物、たんぱく質、脂肪、は順調に身体の栄養となるのだ。

 炭水化物、たんぱく質、脂肪、に偏った食生活をしていると、膵臓からインスリンがたびたび放出され、余った栄養素は肝脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪となって蓄積される。そして、この生活が継続すると糖尿病になったり、肝臓病、腎臓病などにも発展する。

 この偏った食生活を中止して、野菜をたっぷり取る(全体の60%)食生活に変えると肥満にもならず、若い頃のようなスリムな体型となり、肌艶も良くなるのだ。ミネラル、ビタミン、食物繊維の果たす役割は健康にとってかけがえのない物である。

 食生活全体の60%を野菜で取るという事は、アメリカのベジタリアンが有名であるが、あまり美味い物ではない。やはり、肉、ピザ、スパゲッティ、チーズ、パン、甘い物、など美味い物は山ほどあるが、これでは栄養が偏って病気になる確率が高くなるのだ。

 糖尿病、肝臓病、腎臓病、肥満、高血圧、脂質異常症などの病気を持っている人たちは、食生活の中に野菜60%を取り込むようにしないと、やがてとんでもない病気(癌)に発展する可能性が高くなる。

 周りにいる人達を見ると、中、後年の人たちは、ほとんどの人が肥満になっている。という事は栄養の片寄がある日本人がどれほど多いかを物語っている。普通の食生活そのものが栄養の片寄になっている可能性もあるのだ。

 野菜に含まれる、ミネラル、ビタミン、食物繊維にもっと注目してほしい。

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