ビットコイン相当の 新たな暗号資産を作る方法
アルトコインとは
ビットコインに関わっていると、「この部分をちょっと変更すればもっとxxになる」と思うことはありませんか?
妄想力の高い人なら、xxの部分にいろいろな言葉を当てはめ、新しい世界を思い浮かべることはできませんか?
「有名」「金持ち」「権力者」・・・など、世俗的な言葉が入りそうです。
プログラミング能力の高い人なら、ビットコイン相当のプログラムを作ってしまおうと考えるかもしれません。
自分ではできなくても、プログラミング能力の高い人を仲間に引き入れればよいと考えるかもしれません。
今回の記事はこれを妄想で終わらないで、具体的な方法とリソースを教えますという話題です。即ち、ビットコインもどきの暗号資産の作り方です。
アルトコインの多くはこのようにしてできた暗号資産です。
アルトコインは、数千種類が存在すると言われています。
世界は広い。下衆な俗物ばかりではありません。
ヴィタリック・ブテリンはビットコインをゼロから作り直して「あらゆる目的のために使えるブロックチェーンのプラットフォーム」を実現しようとイーサリアムを作りました。
ナカモトサトシも残された時間があれば「次のバージョンではきっと」と思ったのではないでしょうか。
イーサリアムもアルトコインと呼ばれていますが、私はイーサリアムのようなコインを除外したアルトコインを「ビットコインもどき」と呼ぶことにします。
アルトコインが作られると
ビットコインの方針は「一旦決めた契約は誰も途中で変更が許されない」と、オーバーフロー事件で述べました。
また、ビットコインのルールが変わるとブロックチェーンが分岐すると、チェーン分岐事件で述べました。
過去の事件の例から分かるように、ビットコインもどきができると、ブロックチェーンがビットコインから分岐した形になります。
新たな暗号資産を開発する方法
ビットコイン相当の新たな仮想通貨はどのように作ればよいのでしょうか?
新たにプログラミングする必要がありますか?
いいえ、簡単な方法があります。
一部の方はもうお察しですね。
金の場合、採掘は誰にとっても大変です。しかし、暗号資産は仕組みがわかっている人にとっては、採掘さえ必要ありません。
参入段階からプログラミング能力の違いで、仕組みが分かっている人と全くの素人との圧倒的な格差があります。
このような格差が大きい条件で採掘競争している人がなんて多いことでしょう。不思議に思えてなりません。
1.ソースコードを入手する
ビットコインはオープンソースプロジェクトであり、ソースコードはgithubで公開されています。最新版は2043.12.8に発行されたRelease46のようです。10年前の古いソースコードもここから入手できてしまいます。
2.アルトコインのルールを設定
ブロック生成時間間隔、報酬の量、マイニングアルゴリズムなどです。
これは新しいアルトコインの特性を決定する重要なステップです。
バグが発生しないよう、1つ2つの数値だけを変更します。いろいろ変更するとバグが発生して苦労します。
これで新しい暗号資産の出来上がりです。
3.画面に表示される見た目の部分を変更する
この作業は不要です。「ビットコインと同じではないか」という批判をかわすためだけの、無駄な作業です。
・アルトコインのウォレットやブロックエクスプローラーなどのユーザーインターフェースをカスタマイズします。これにはロゴ、カラースキーム、フォントなどが含まれます。
・ユーザーがアルトコインを使う際に直接触れる部分なので、見た目のデザインは重要です。
これで新たな仮想通貨ができてしまいます。
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ビットコイン相当の 新たな暗号資産を作る方法(本記事)
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