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どうして、高木さんは受け容れられたのか

からかいというのは、双方の認識が一致して成立する。

一方が不快に思った瞬間、それは「いやがらせ」に変わる。

こういうハッピーエンドで大団円を迎えられたのは、
きっと高木さんがクラス最下位の容姿や性格でなかった
が故の御都合なのだろう。性格はどうだろうという不透明さがあるけどね。

すくなくとも「女子無駄」みたいなからかいだったら、西片は不登校になってたな

高木さんのアニメは、作画も声優さん的にも一応成立していた。映画までこしらえていたけど、このあと、いい感じで完結して欲しい。
が、無理して実写にしなくてもいい気はする。ドラマはギリギリだがオリジナルで大人にして映画というのは好きになれぬ。商売っ気プンプン。
とりあえず、妙なスピンオフで枝葉のついた「その後の大人」「次世代」に至っては、蛇足で不要だと思う。

漫画は、終わるときはキレよく、スパッと完結して欲しい。
そういう最終回だったが、10年は長すぎたと思える連載期間


その点、「じいさんばあさん若返る」は原作もアニメも短期でパッと終えられた。よかった。


こういう10代少しの時期に、からかわれる男子の心象風景。
高木さんにからかわれるか、田中(バカ)にからかわれるかで、相手のメンタルは大いに響く。
しかし、高木さんの連載スタートは10年前。
いまなら「なんちゃらハラスメント」にされることもありそうだ。

どうして、高木さんは受け容れられたのか?

色々と棲みにくい現代社会である。