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捕鯨の風刺

東日本あとの原発ネタ以来、連載が止まって久しい漫画「美味しんぼ」。
父子が和解したことですっかりつまらなくなったあとでの休止なので、インパクトもない。

今回はインパクトのある回の話。

1987年発表刊

なんだか滑稽ですが、そういう時代の話題。ですが、この滑稽さが現代にもまだまだ影響を及ぼしている。

欧米人はクジラが可哀そうだという感情論を前面に出している。

ホンネと建前を描いた作品だった。読んだことある人もいるのではないでしょうか?

アニメにもされたようですが……

日本人の文化は聞く耳持たない欧米人の感情とマウントぶりを描いた作品だった。

食糧自給率の低い日本。
この不景気の果てに輸入に頼ってばかり、偉そうに云っても、実際日本人を支えた動物性たんぱく質はクジラ。それは間違いない。
こないだクジラカツ食べたけど、最近は調理の知識や技も向上して、記憶のそれと比較しても十分勝っている。日本人が、もっと見直さなければいけない食材のひとつだと思う。

なんでも欧米のブランドが日本より優れているなんて思っている、おめでたい日本人は減ったとは思うけど、鯨肉はちゃんと向き合って自分で理解するべきだと思うよ。

これも、ぽっと出ではない、積み上げた食文化のひとつなのですから。