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福祉の仕事は給料が安い?

『福祉の仕事は給料が安い』

このイメージはまだまだ強いと思います。

また、
実際に働いている職員さんの中でも
そう感じている人は多いと思います。

では、福祉の仕事はなぜ給料が安いのでしょうか?


理由は大きくは2つあると思います。


給料が安くなってしまう理由 その①
『施設の収入が増えないから』

施設・事業所の収入は利用者様の人数で決まります。
定員数も決まっているため、
それ以上の収入を見込めません。

つまり、
毎年決まった収入なので、
昇給等で人件費が年々上がっていくと、
支出が収入を越えてしまって
運営ができなくなってしまうから。


給料が安くなってしまう理由 その②
『利益を求めないから』

職員の給料を上げるぞ!
という思いで運営していないため。
あくまでも、地域の困っている利用者様のための運営。


ということで、
施設や事業所を増やして収入を増やすことがないから。
よって、給料が上がらないんです…


福祉の仕事を頑張っている職員さんは
「お金」<「誰かのため」という方が多いです。

そして、
運営側もこれに頼ってる所もあると思います。
施設の収入が増えないので、
「しょうがない」というのが現状です。

しかし、
時代は少しずつ変わってきています。

株式会社が福祉業界に参入してしてきています。
株式会社は利益を追求します。
利益が出れば新しい施設も作ります。
職員もすごく頑張って結果を出せば
出世もできますし、給料も上がります。

さらに、
・処遇改善加算
・特定処遇改善加算
・介護職員等ベースアップ等支援加算

などの給与に直結する加算も増えています。
※私の法人の場合、
 この3つの加算だけで職員の年収は80~100万円アップしています。

社会福祉法人でも法人によっては、
福祉以外の業界の平均に匹敵するくらいの年収までもらえます。
※実は私も42歳(役職なし)ですが、『民間給与実態統計調査』の男性40代後半の平均年収くらいもらっています。(中途採用13年目)

以前よりもだいぶ給料が上がっているのは事実です。
今は「福祉の仕事って思っているほど給料は安くない」と思います。
高くもないですが…
全事業所が安くないとも言えないので、
就職活動する際は見定めてくださいね。

これからも給与が増えて、
「福祉の仕事は給料が普通」
そして、
「福祉の仕事は給料が高い」
というイメージに変わって欲しいと思います(切望)

そもそも、仕事自体は魅力的な仕事なので、
「給料が安い」というマイナスのイメージを
まずは払拭していきたいですね。

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