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今日の午前中に起きたこと

阪神・淡路大震災のショッキングな映像、近づいてくる友人の命日、一ヶ月先のカウンセリング…

いろいろなことが要因となり、心が限界を迎えた。

早く死にたかった。今すぐに死にたかった。
ここ最近ずっと考えていたこと。

それがついに私の口から飛び出した。

死にたい!死にたい!死ね!私なんか死んじゃえ!役立たず!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!

泣きながら大声で叫んだ。
我が家はアパートだから、そんなことをすればすぐ声が届いて父と母が集まってくる。
しばらくの間、私の慟哭に静かに耳を傾けてくれた。

それから少しして、布団に入った。
右側には母、左側に父。

まだ落ち着かない私は、早く死にたいと言い続けた。
私は勝手に死ぬから、みんなも勝手に悲しんでくれ。もう好きにさせて欲しい。楽になりたい。死んで幸せになりたい。
2人が勝手に産んだんだから、私も勝手に死ぬ、という言葉は流石に飲み込んだ。

泣きながら話すうちに、だんだんと落ち着いてきた。
父と少し話す。





宗教をやめたいって言ったら、父はイヤだなって思う?

そうだね…。でも、あなたが楽になるのが一番だと思うよ。

もし、私が信者以外の人と結婚したいって言ったら、父はイヤだなって思う?

わからない。でも、受け入れてあげたいと思う。

もし私が死んでも、母の誕生日プレゼントの鳥取砂丘への旅行は行ってね。母を鳥取砂丘に連れて行くのが私の夢なんだ。私の夢、叶えてね。

…………。

友達のことを羨ましいと思う。
同じ高校に3年間通えて、友達もいて、大学に行けて、振袖も着て、大学院まで行けて。羨ましいと思う。
それができなかったのは、お金がない我が家に生まれたからだ。でも、我が家に生まれなかったら私はこんなに暖かい家族に恵まれなかったかもしれない。
だから、私は大学に行けなくても、この家に生まれて良かったと思うよ。


本当は大学に行かせてあげたかった。この家に生まれた上で、大学に行かせてあげたかった。

うん。ありがとう。

お父さんはこうやってしているのが幸せだな。みんなで美味しいものを食べて、笑って過ごせる日々が幸せだと思う。


父はそう言って仕事部屋へ向かった。



私の叫びを聞かせることで両親につらい思いをさせてしまったという気持ちと、気持ちを発散できて良かったという気持ちが両方ある。


いつか私は本当に自分を殺してしまうのかもしれない。
その時は、父と母には今日のことや日々の生活での私を思い出して、私がいなくても楽しく幸せに生きていって欲しいと思う。
自分勝手なのは分かっている。
それでも家族の幸せを願わずにはいられない。 私がいなくても、私がいなくても。
どうか変わらずに幸せでいて欲しい。


悲しいことばかり言って両親を困らせた。
私は最低だ。
でも、父が最後に「話してくれてありがとう。これからも溜め込まずに話してくれて良いからね。」って言ってくれた。


これが今日の午前中に起きた、ひと騒動。
今は気持ちは落ち着いている。
私の気持ちを聞いてくれた両親に感謝したい。


こんな終わり方でいいのだろうか。わからないけど、今日はここまで。

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